こんにちは。設計の唐澤です。
あんなにも暑かった夏が終わりを迎え、秋の気配を感じますね。
そんな中、陽射しの照りつける真夏に新築住宅が上棟し、現在施工の真っ最中でございます。
そこで新築の家のこれまでの様子から完成までを、連載レポートでご紹介させていただきます。
今回は①着工～上棟まで。
どうぞお付き合いくださいませ。
2階リビング＆ロフト・家族みんなで使うファミリークロゼットが魅力の家！夢の新築の家づくりが着工です。
はじめに夢工房が現在建てているお家がどんなお家か、ざっくりとプランについてご説明いたします。
お施主様はご夫婦とお子様の4人家族。24坪ほどの敷地に延床面積26坪ほどのお家を計画しました。駐車スペース付きの2階建てです。
1階は各お部屋＋ファミリークローゼット、2階にLDK・UBなどの水回りとしました。
こちらのお家はロフトも計画しました。今回は収納としてではなくお子様の秘密基地になるとのことです！お子様も待ち遠しいですね。
床には1、2階に異なる無垢フローリングを使用しております。
天井には珪藻土を、壁は珪藻土を漉き込んだクロスを使用しており、各お部屋に調湿性能が備わっております。
また水回りのカウンターにはタモの集成材を使用するなど、自然素材に囲まれた内装となっております。
詳しくは今後予定の「内装編」や「完成編」にて改めてご紹介させていただきます。
それでは、着工からご紹介していきます。
地盤調査を経てついに新築着工へ！
着工前の敷地の様子です。何もないですね。。ここから一軒のお家が建つなんて職人さんは本当に偉大…といつも思います。。！
頑丈な地盤かどうか調査をし安定した地盤との結果が得られ無事着工を迎えました。
ここから、家を支える基礎の工事に入ります。
まず建物の配置を確認して土を掘削します。そして地面とコンクリートの間にきちんと防湿層をつくり鉄筋を配置していきます。「長期優良住宅」を取得しておりますので、計算に乗っ取って配置をしていきます。
配筋が完了しました。ここからコンクリートを流しこみ、十分な養生期間を経て基礎の出来上がりです。
所々コンクリートの壁が途切れている部分がありますね。
こちらは人が通るための「人通口」と呼ばれる部分で、住居後のメンテナンスで床下空間もチェックできるようにするためのものです。
なんとなくお部屋の形が見えてきましたね。でもこれではまだまだ、どのような家ができるかなんて想像がつかないですね。。
土台敷きを経て上棟へ！家の形が見えてきました
基礎工事を終え、給水管や排水管などを配置していきます。
そして後日…続々と運ばれてきたのは家の形となる構造材です。大量ですね…。
こちらの木は国産、紀州(和歌山)で採れた無垢材になります。はるか西から神奈川県まで長いこと運ばれてきました。
丁寧に管理された山で育ち、特殊な機械で時間をかけて乾燥させ、１本１本を職人さんの目視と機械による検査に通した木材です。
木目がとても綺麗で、見ているととても愛着が湧いてまいります。（有難いことに、柱に「夢工房」と名前を入れていただきました！）
まずは先ほどの基礎の上に「土台」を敷いていきます。この土台は「ヒノキ」という白蟻に強い樹種になります。外気に触れる部分については更に防蟻処理を行います。
完了写真です！この上に柱が立っていきます。
ここまで終えたら、上棟への準備が始まります。
足場が立つと緊張感が増しますね。ここからは高所作業が増えていきますので、私どもも身が引き締まります。
いよいよ上棟！晴れの日で迎えました
上棟当日。満天の青空の中、上棟がスタートしました。
お施主様にもお越しいただき一緒に作業を見守る中、棟梁はじめ大工さんが手際良く柱を立て、梁を架け、水平をとり、金物を取り付けていきます。
10時の休憩では既に2階に取り掛かっており、「早すぎる…」とお施主様と一緒にただただ感激いたしました。。阿吽の呼吸であっという間に建っていきます。
この後も順調に上棟は進み、夕方頃には屋根下地まで立ち上がりました。
この日は、神酒・粗塩・洗米をご用意いただきお清めを行いました。家の四隅にまき、工事が無事に終わるよう祈ります。
こうして無事、上棟までが完了いたしました。
家がイチから出来上がっていく様子は、見ていてとても楽しいですね。
ここからは関わる職人さんも増え、あっという間に完成を迎えます。
続きは「木工事～完工編」で詳しくご紹介させていただきます。
構造見学会を開催いたしました
またこちらの現場では、お施主様のご厚意で「構造見学会」を開催させていただきました。（S様、誠にありがとうございました。）
そちらの様子もご紹介させていただきます。
またまた晴れの日となりました。（有難いです！）
熱中症対策・コロナ感染症対策を行い、万全の準備での開催です。
「紀州の木で首都圏に 第２の森を創造する」旗
紀州無垢材の魅力を伝える、弊社担当の監督スタッフ。
もう何十棟もこの紀州材を使い続けている方で、より魅力が伝わってまいります！
壁・天井を閉じる前の写真です。一部の梁は、化粧としてあえて魅せる梁としており、これが無垢材の醍醐味でもあります。
完成見学会とはまた違った魅力を味わえる構造見学会。今後もお施主様のご協力をいただきながら開催して参りたいと思います。
最後に木工事編の様子を少しだけ…
2階のフローリング張りの様子です。
こちらは「サクラ」の無垢フローリングです。とても上品な色味ですね。こちらは12cm幅と少し広めのフローリングを使用しており、高級感が増しています。
フローリングを張っては養生、を繰り返しの作業です。（大工さん、いつもありがとうございます！）
完成してからの内観が楽しみですね。
こちらの現場は今も絶賛工事中でございます。無垢や自然素材に寄り添った、温かい住まいが出来上がるのが今から楽しみでございます。監督・職人さんと協力しながら、引き続き丁寧に進めてまいります。
いかがでしたでしょうか。少しでも夢工房の家づくりが伝わりましたら幸いです。
本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
