こんにちは。施工管理の川村です。
ゴールデンウィークも終わり、2023年もあっという間に半分が終わろうとしています。
年を重ねるたびに時が経つのが早くなっている気がします。
さて今回は天井が屋根型になっている面白いお部屋をご紹介します。
解体から仕上げまでどのように作られていくのか皆様に知っていただけたらと思います。
最後までお付き合いください。
目次
「採光をどう活かすか」を考えた戸建てリフォーム・リノベーション
今回ご紹介するのは戸建ての1・2階とロフトがあるおうちのリフォーム・リノベーションです。
その2階の書斎の施工現場やできるまでの過程をご紹介していこうと思います。
まず今回の平面図と展開図はこちらです。
こちらのお客様は勾配天井にトップライトがありそこから入ってくる日の光を書斎に届けるのか、廊下に届けるのかどちらに届けた方が良いのかとなりました。そこで書斎には元々掃き出しの窓があり光が届くため天井を三角屋根にし、廊下にトップライトの光を届ける選択をしました。トップライトの光と掃き出し窓の光の両方を活かす素晴らしい設計になっています。
解体
解体前の状態がこちらの写真です。元々は間仕切り壁もなく、とても広い空間のお部屋が1部屋ある状態でした。トップライトと掃き出し窓の両方からの光がありとても明るいですね。このまっさらな状態からお部屋が出来ていく様子をお楽しみに!
木工事(木軸組み)
一気に木軸が立ちお部屋の形が出来てきました。そして今回主役となる三角屋根もここで登場してきました。書斎で使われるということで広すぎず、狭すぎず、絶妙な広さで落ち着いて作業することが出来る空間になっております。
天井の屋根部分がどう組まれているか分かりやすい写真ですね。この複雑な木軸組みを現場に入ってくれた大工さんがたった1人でそしてたった1日で作っていました。作業が早すぎてびっくりです。やっぱり家を作る大工さんってすごいお仕事だなと改めて感じる1日になりました。
木工事(ボード貼り)
向かって正面が既存クロスをそのまま活かしカウンターを取り付けるための下地としてベニヤを両サイドに入れた状態です。
向かって右側が新規の壁に石膏ボードを貼った状態です。新規の壁には室内窓が取り付けられ廊下側のトップライトの光が入ってきている様子が分かりますね。
天井の屋根部分は向かって右側の傾斜が既存のクロスを活かし、向かって左側の傾斜は新規にボードを貼って施工しました。
ボードを貼り終わってようやく1つの部屋が出来上がった感じがします。
仕上げ
書斎の仕上げは壁と屋根の外側(上)がクロス仕上げで、室内の天井は左官(漆喰)で仕上げました。左官とクロスの境がきれいになるように白色で廻り縁を通しました。クロスも左官も白で統一され清潔感のあるおしゃれな書斎が出来上がりました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は少し珍しい家の中に屋根があるお家を紹介してきました。そのお家に合わせた最適な施工方法を考えそして施工していくという夢工房の家づくりを少しでもいいと思っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。