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リフォーム・リノベーション済み物件って購入しても大丈夫?メリット・デメリットや気を付けたいポイント②

不動産の基礎知識「リフォーム・リノベーション済み物件って購入しても大丈夫?メリット・デメリットや気を付けたいポイント②」

不動産担当の佐藤です。2023年も3か月が過ぎ、春らしい暖かい日が増えてきました。暑すぎず、寒すぎず、物件をご案内するにも快適な季節です。ただ、今年は花粉が過去一番とのことで、私も花粉症の症状に苦しんでおります・・・。

さて今回は、前回に引き続き、中古の物件を探している際によく目にする、「リフォーム・リノベーション済み」物件についてご説明させて頂きます。

前回記事:リフォーム・リノベーション済み物件って購入して大丈夫?メリット・デメリットや気を付けたいポイント①

SUUMOやHOMESなどのポータルサイトで物件を探しているとよく目にする「リフォーム済み」物件。「綺麗で条件もいいけどデザインがイマイチ・・・」という声をよく聞きます。そのような場合はあきらめるしかないのでしょうか・・・。

この記事では「リフォーム・リノベーション済み」でも検討できる、具体的な工事について紹介したいと思います。設備などは新品になっていることが多いため、比較的コストを抑えて、自分らしさやこだわりの空間を作ることが出来ます。

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リフォーム済み物件でおすすめの工事とは?

リフォーム・リノベーション済み物件って購入しても大丈夫?メリット・デメリットや気を付けたいポイント② 写真1
リフォーム・リノベーション済み物件とはどのような物件でしょうか。リフォームの程度にもよりますが、おおよそ下記の順でリフォームされていることが多い印象です。

・壁紙等、クロスの貼替
・床の貼替(フローリングではなくフロアタイルの場合もあり)
・設備の交換(キッチン、ユニットバス、洗面台、トイレ、給湯器)
・建具(室内の扉)の交換
・間取りの変更

とくに、設備が交換されている物件は、設備にこだわりがあまりない方にとっては、新品をすぐに使用でき、リフォームのコストもかからないので有難いですね。ただ、一般的にあまりグレードの高い商品は設置されておらず、最低限の設備がついている、という印象です。

ただ、せっかくの新品を解体してしまうのはとてももったいないので、今回は設備など極力解体せず、オリジナルやアレンジを加えられる工事をご紹介したいと思います。

~リフォーム済み物件でおすすめの工事~

①内装の一部に珪藻土や漆喰
②既存の床の上にフローリングを上貼り
③作業カウンターや洗面台などを造作

それでは次項より一つずつみていきましょう。

クロス壁の一部を珪藻土や漆喰に 自然素材をつかって快適な空間を

リフォーム・リノベーション済み物件って購入しても大丈夫?メリット・デメリットや気を付けたいポイント② 写真2

まず最初におすすめしたい工事は、「珪藻土・漆喰」を内装にとりいれることです。夢工房では自然素材を利用した提案を積極的におこなっており、実際に多くのお客様の工事にて採用頂いております。しかし、リフォーム・リノベーション済みの物件では、ほとんどの場合、内装の仕上げは「ビニルクロス」となっていると思います。

夢工房でおすすめしております「珪藻土・漆喰」には多くのメリットがありますので(詳しくは関連記事をご参照ください)新しい住まいで生活を始めるにあたって、ぜひ取り入れて頂きたい素材のひとつです。施工についても、既存の壁や設備を壊すことなく、クロスの上からも施工することが可能ですので、少ない手間で、自然素材のあるくらしを手に入れることが出来ます。

関連記事:リノベーション・新築にとり入れてみませんか?【珪藻土】自然素材のすすめ①調湿効果でここちよい暮らし

また、「珪藻土・漆喰」の仕上げにすることで、「アーチ開口」や「Rの壁」などの仕上がりも綺麗になります。多少の木工事も発生してしまいますが、新しい住まいに個性やアクセントをもたらすことができるので、是非あわせてご検討ください。
リフォーム・リノベーション済み物件って購入しても大丈夫?メリット・デメリットや気を付けたいポイント② 写真3

関連記事:素敵なリノベーションアイデア!空間をやさしくするアーチ開口の取り入れ方

ご参考工事費用目安: 6畳のお部屋の壁・天井を珪藻土へ 20万円~
(※40㎡ほど、物件の状況により変動いたします)

フローリングを無垢材で快適に 上貼りで既存の床をうまく活用

リフォーム・リノベーション済み物件って購入しても大丈夫?メリット・デメリットや気を付けたいポイント② 写真4

次にご紹介したい工事は「無垢フローリング」です。リフォーム・リノベーション済み物件の多くは、フローリングも交換されている場合が多いですが、ほとんどの場合、既製品のシート仕上げの合板フローリングになっています。床は毎日触れるところで、面積も広いので、せっかくの新しい住まいであればこだわりたいところですね。

無垢フローリングを導入するにあたって、もっともコストを抑えて導入する方法に、「上貼り」の工法があります。これは、既存の床の上に重ねてフローリングを貼る方法です。床の撤去費用がかからないため、工事の手間を少なくすることが出来ます。

ただし、注意点がいくつかあります。

・床から天井の高さがフローリングの厚み分、減少してしまいます(6㎜~15㎜)
 →6㎜のフローリングであれば比較的、天井高を確保することが可能です

・上貼りする部屋と貼らない部屋に段差が生じる場合があります
 →見切り材などで段差を解消するなどの検討が必要です

・室内の扉に干渉する場合があります
 →建具を活かす場合はアンダーカット(下部をカット※出来ない場合もあります)か、干渉する部分の建具を交換する必要があります

・マンションの遮音規定などにより、上貼りが出来ない場合があります

簡単そうにみえる上貼りの工法ですが、上記のように様々な検討事項がありますので、ぜひリノベーションのプロである夢工房へご相談ください。

関連記事:おすすめ無垢床材の種類・特徴・お手入れ方法!フローリングの違いや選び方は?

ライフスタイルにあわせてアレンジ 造作家具でお気に入りの空間へ

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最後にご紹介する工事が「造作家具」の導入です。リフォーム・リノベーション済み物件では収納などはクローゼットのみなど、最小限になっている場合が多いです。備え付けの家具などは設置されていないため、家具などを購入する必要があります。

最近では、リモートワークや、リビング学習などのニーズが増えていることから、備え付けのカウンターデスクのご希望を多く頂きます。リビングのちょっとしたスペースに造作でカウンターを作る、といったご希望です。夢工房では、その物件や、お客様のご希望にあわせた造作家具をご提案しておりますので、市販の家具では対応できないようなプランも製作可能です。使用する素材についても集成材をはじめ、ご希望にあわせて選ぶことができるため、好みにあったデザインで作成をすることが出来ます。

関連記事:リモートワークや自宅オフィス化にも最適!「ワークスペース」の作り方ポイント

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また、洗面台が交換されていない場合、もしくは交換されているけど安っぽい・・・という場合は、洗面台のみ、造作洗面台を導入することも可能です。造作洗面台は、カウンターの形からボウル・水栓・ミラー・照明・タイルなどの周辺の仕上げ材、、、など、いろいろと選択肢を組み合わて、オリジナルの洗面台をつくることが出来るので、リノベーション工事の作る楽しさを感じてもらうことが出来ます。キッチンやユニットバスと比べて、費用も抑えてることができるため、検討しやすい箇所かと思います。

関連記事:リフォーム・リノベ前に知りたい!造作洗面とシステム洗面の違いと特徴【参考実例7選】

リフォーム済み物件を検討の際は夢工房に一度ご相談を

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今回はリフォーム・リノベーション済み物件で出来る工事についてご説明させて頂きました。もちろん、この記事で紹介した工事以外にも様々なアレンジが可能です。完成時の姿が想像しやすく、工事の費用・時間も抑えることができるリフォーム・リノベーション物件は、「少し手を加えれば良さそう!」と、購入検討の対象になることも多いと思います。ただ、手を入れるにあたっても、お客様や不動産会社さんが見てわかりにくいポイントが隠れていることが多いので、ぜひリノベーション実績の豊富な夢工房に、一度ご相談ください。手を入れたい箇所に加え、物件の仕上がり状況についてもアドバイスできますので、お客様にとって、安心してご購入いただける一助になると思います。

新しい住まいの購入は、費用も時間もかかる大変なイベントでもありますので、後悔の少ない、ご満足いただける住まいになりますよう、夢工房としても物件探し・リノベーション工事等、様々な角度からお手伝いさせて頂きます。ぜひ、ご相談くださいませ。

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ユメノヒ編集部・WRITER

不動産コンシェルジュ/リノベーションプランナー

佐藤 昂太 KOTA SATO

サッカー観戦、テニス、フットサル、街歩き

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