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横浜市都筑区マンションリノベーション現場レポ①ラフな素材感のモルタル×あったか無垢材のこだわり空間*解体&木工事編

施工現場レポ「横浜市都筑区マンションリノベーション現場レポ①ラフな素材感のモルタル×あったか無垢材のこだわり空間*解体&木工事編」

こんにちは。すみです。
新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が格段に増え、自分や家族にとっての心地よい暮らしとは何かと考える機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
わたし自身も自粛期間の合間に模様替えをしたり、家具を買い足したり、お花や植物たちを愛でたりと、「おうち時間」をとても豊かなものにすることができたような気がします。
写真は我が家のかわいいお花たち。
今一番のお気に入りです♪
お花があると癒されますね~。
他にもたくさんあるのですが毎日成長の様子を楽しみに起床しております!笑

マンションのリノベーション@横浜市都筑区。~無機質なモルタルと自然素材の珪藻土・無垢床で「かっこいい×やさしい」がミックスされた住まい~

さて本日はわたくしが担当させていただいております、横浜市都筑区F様ご家族のマンションリフォーム・リノベーションの様子をご紹介いたします。
こだわりポイントがたくさんございますので、これからリフォーム・リノベーションをお考えの方にもぜひご参考にしていただけたら幸いです。

和室を洋室にして広いLDKに。“あたたかさ”は無垢フローリングで決まり!

横浜市都筑区マンションリノベーション現場レポ①ラフな素材感のモルタル×あったか無垢材のこだわり空間*解体&木工事編 写真1 和室

今回はリビングに隣接している和室を洋室にして、広いLDKにするという計画がございます。
リビングの床フローリングはそのまま既存を生かし、畳の敷いてあった和室を無垢フローリングに変更するという工事となります。
写真は畳を撤去し、既存のリビングと高さが揃うようにベニヤ下地で高さ調節をした後の様子です。

フローリングは12~15mmの厚みのものが多く、畳は50mm程の昔ながらの厚い本畳から、13~20mm程の薄畳もございます。
その厚みによってどのように下地を作ったら、段差ができないかというミリ単位での検討・調整をしていきます。

現地調査時にしっかりと畳の厚さ等も確認させていただきご提案させていただいておりますのでご安心くださいませ。
まだこの写真ですと和室感が残っておりますが、押入れもクローゼットになり、クロスも貼り替え、新たな洋室に生まれ変わる予定です。

そして無垢フローリングはこの度は「オーク材(ナラ材)」を採用!
木本来の色を生かしたクリアオイル塗装で、木目の入り方もカッコよく、なおかつ無垢材ならではの温かさがなんとも言えません。
ご家族皆様で裸足でぬくぬくしていただきたいな~と勝手に妄想しております。。。!
(和室から洋室について関連記事→「和室を洋室へリノベーション。でも“ごろん”はしたいときの「小上がりスペース」「畳コーナー」アイデア」

モルタルのラフな素材感をたくさん取り入れて“かっこいい”を演出!

今回はかっこいい要素としてモルタルを意識したところが3箇所ございます。
ここ最近はモルタル風のグレーの壁や床などの人気度が高く、弊社でもよく採用させていただいております。
そして、ちょっとラフで、ムラ感があると、よりオシャレ感が増す気がいたします!
作業途中のものもあるのですが少し紹介させていただきます。

「天井躯体現し」から「薄モルタル塗り」に変更した理由

横浜市都筑区マンションリノベーション現場レポ①ラフな素材感のモルタル×あったか無垢材のこだわり空間*解体&木工事編 写真2天井躯体

こちらはリビングの天井になります。
もともとはこの天井の躯体(マンションの構造体)に直接クロスが貼ってあり、そのクロスをはがして、躯体現しにする計画でした。

ところが、クロスをはがしてみたところ、写真の奥の方の白色や黄色の線のようなものがたくさん出てきました。
これはクロスを貼っていた時の「パテ」の跡です。
 
「パテ」とは・・・
クロスを貼る際に貼る面にへこみや不陸があったときに、そのままですとクロスの仕上がりに影響があるので、平らにするために塗るもの。その作業自体を「パテ処理」と言います。
 

躯体の状況については剥がしてみないとやはりわからない部分なので、
解体後にF様にご相談させていただき、ちょっとパテ跡が気になるなということで、グレーの薄モルタル仕上げに変更することになりました。
これもリノベーションならではですね。

横浜市都筑区マンションリノベーション現場レポ①ラフな素材感のモルタル×あったか無垢材のこだわり空間*解体&木工事編 写真3 天井薄モルタル塗り

薄モルタル仕上げの写真がこちらです。
全体が綺麗にグレーだけれど、塗りムラを残しつつ、かっこいい雰囲気になりました~!

ちなみに1枚目の写真手前の黄色い紙のようなものが付いているのは、既存クロスの裏紙になります。
この裏紙を剥がすのがなかなか大変な作業で、水で濡らしてふやかしながらヘラでかりかりと剥がしていく地道な作業になります。
この裏紙をすべて剥がしてから、薄モルタル塗りの作業開始となります。奥が深いのです。
(職人さんに話を聞いたところこの裏紙を取る作業が、一番大変とおっしゃっていました、、、頭が下がります。。。!)

グレーの珪藻土!

横浜市都筑区マンションリノベーション現場レポ①ラフな素材感のモルタル×あったか無垢材のこだわり空間*解体&木工事編 写真4 L字壁

塗る前

横浜市都筑区マンションリノベーション現場レポ①ラフな素材感のモルタル×あったか無垢材のこだわり空間*解体&木工事編 写真5 L字壁(珪藻土済み)

塗った直後!

こちらはリビングダイニングに隣接しているオープンキッチンの腰壁になります。
このL字の面のみグレーの珪藻土を採用いたしました。
マットな質感・ムラのある塗り方は塗り壁にしか出せない魅力かなと思います。
弊社の施工事例等の珪藻土仕上げでは、白色系が多いのですが、この度は「モルタル風」のイメージでしたので、
職人さんと何度も検討を重ねて、もう少し黒を重ねて、とか白を混ぜて等、サンプルをいくつか作ってもらい、試行錯誤しながら決めていくという作業もとても楽しいものでした。

決まった定型プランがなくお客様のご希望、暮らしに合わせたオンリーワンのご提案ができるので、
今回のこのような仕上がりを実現することができました!

ちなみにダイニング側からみた形が写真のようになるので、グレーのL字壁と奥のキッチンのタイルが楽しめる眺めとなっております。
タイルはこれからの施工なのですが、こちらもこだわりポイントのひとつなので、わたくし自身完成が楽しみです!

モルタル風の洗面台

横浜市都筑区マンションリノベーション現場レポ①ラフな素材感のモルタル×あったか無垢材のこだわり空間*解体&木工事編 写真6 洗面台

水回りもUB以外の設備は交換させていただきました。(キッチン・洗面台・トイレ)
中でも洗面台は特にこだわったところでございます。

いくつか検討したのですが、こちらもグレーで、スタイリッシュなものを採用。(まだ工事途中です。)
そして見た目だけでなく使い勝手もしっかり考えられており、天板とボウルの間の溝がなく一体化した洗面台なので
水が溜まって、水垢が、、、なんてことはございません。
お掃除もしやすく広々と使える洗面台、朝の忙しい時間でも快適にお使いいただけると思います。
こちらは幅が160cm程ありますので、ご家族の生活によっては洗面ボウルを2つにするなどもよいかもしれませんね。

使い勝手を考えた電気計画はとても大事!

もう一つリフォーム・リノベーションで大切なのが「電気・照明計画」です。
お引っ越しした後に「ここにもコンセントがあればよかった」などと後悔することがないように、
場所、数、高さなど、そこで生活するイメージをしっかり持って計画することが大切です。

数は、2帖あたりに「1か所(2口コンセント)」設置することが目安とされております。
そうするとたこ足配線などにならずに快適に使えることと思います。
(家電が増えることも想定して少し多めに計画しておくことをおすすめします。)

高さは、スイッチ:床から125cm程・コンセント:床から25cm程が一般的と言われています。
(ご高齢の方、体が不自由な方の場合は、スイッチはもう少し低く、コンセントはもう少し高くするのが良いと思います。)

横浜市都筑区マンションリノベーション現場レポ①ラフな素材感のモルタル×あったか無垢材のこだわり空間*解体&木工事編 写真7 電気コンセント

こちらの写真には2つ穴が開いておりますが、こちらには両方ともコンセントを設置する予定です。
上のものは高すぎて使いにくいのでは?と思われるかもしれませんが、
この壁の右側には無垢のデスクが設置される予定なのです。
よって上のコンセントはデスクから15cm程上に来るように設計しておりますので、PCの電源や携帯電話の充電などにちょうど良い高さなのです。

具体的にここでは何を使う予定なのかをしっかりお伺いして、電気計画を進めさせていただくように努めております。
クロスや塗り壁などの仕上げ工事の後では、修正が非常に困難になる場合がほとんどです。
よって解体・木工事中に現場で再度確認をして、高さや数を決めていくことで、暮らしやすい空間を作っていくことができます。
今の生活での使いやすさ・使いにくさにアンテナを張っていると、良い形でリフォーム・リノベーションに反映できますので一緒に快適な住まいづくりをしていきましょう!
(電気について詳細記事→「新築・リノベーションで選びたい使いやすくて&カッコいいスイッチ・コンセント」

コロナ対策ばっちりで工事に取り組んでおります!

横浜市都筑区マンションリノベーション現場レポ①ラフな素材感のモルタル×あったか無垢材のこだわり空間*解体&木工事編 写真8 コロナ対策

いかがでしたでしょうか。
F様邸のリフォーム・リノベーション工事について、こだわりポイントをご紹介させていただきました。
生活をイメージして使いやすさをしっかり検討したうえで、内装などの意匠的な部分にもこだわりをプラスして心地よい暮らしを作っていけたらなと思っております。
完成したら見えないところもたくさんあるので、ご参考にしていただけますと幸いです。

また弊社では引き続き、スタッフ・職人の毎朝の検温とマスク着用・アルコール消毒など感染予防対策を徹底して工事を進めさせていただいております。
こちらの木でできたボードは先日紹介させていただいた高木大工が各現場ごとに作ってくれました!
さすが高木大工!現場の入口に設置し大活躍です。
各現場でありがたく使わせていただいております!
(→高木さんについて、こちらの記事で詳しく紹介しています)

弊社のショールームでの無料相談会およびオンラインでの無料相談会も随時実施いたしております。
暮らしの豊かさがいかに大切かに気が付けた今だからこそ、ぜひ今後のお住まいづくりについてお手伝いさせていただけたら嬉しいです。
たくさんの方とお住まいのお話を一緒にできることを楽しみにお待ち申し上げております^^

最後までご覧くださりありがとうございました!完成編をお楽しみに!

すみ

【今回ご紹介した施工事例を見る】
case.70 施工事例「カフェのようなLDK」

【関連記事】
次の記事:横浜市都筑区マンションリノベーション現場レポ② モルタル×無垢材×カフェ風キッチンのこだわり空間*完工編

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