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【ショールーム訪問レポ】家の断熱性能・省エネを体験できるLIXILショールーム「住まいStudio」に行ってきました!

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こんにちは。広報 高崎です。

以前、全国の設計事務所さん、ビルダーさんなどが集う勉強会に出席した際、LIXILさんが運営する体感型ショールーム「住まいStudio」(新宿)に伺ってきました。

住まいスタジオとは、冬場の室内温度の変化や夏の日差しなど環境条件の違いと断熱性能の違いを体感できる施設です。
施設は主に「冬の家」「夏の家」の2つの季節エリアに分かれており、様々な環境体験が出来るようになっています。

昔の家、今の家、これからの家…断熱性能の違う3つの「冬の家」を体感する

家の断熱性能・省エネを体験できるLIXILショールーム「住まいStudio」に行ってきました!写真1

真冬の外気温0℃を想定(1月の朝6:00を想定しているそうです)した上で、

「昔の家(昭和55年 省エネ基準)」
「今の家(平成28年 省エネ基準)」
「これからの家(HEAT20・G2基準)」

と、窓サッシや壁断熱の性能が異なる3つの家を設置しています。
窓際の寒さや結露、足元の冷えなどの住宅性能の違いを、サーモグラフを使って、比較体感できるようになっています。

家の断熱性能・省エネを体験できるLIXILショールーム「住まいStudio」に行ってきました!写真2

3つの部屋へ順に入って見ると、同じ20℃の温度設定のエアコンでも、
建物の性能によって体感温度がかなり違うことが実感できます。

家の断熱性能・省エネを体験できるLIXILショールーム「住まいStudio」に行ってきました!写真3

昔の家と今の家ってこんなに違うのですね・・・。

それぞれのブースにはトイレも設置されていて、エアコンの効いているリビングから移動した際の体感温度の違いも実感でき、より寒暖差のちがいが!

家の断熱性能・省エネを体験できるLIXILショールーム「住まいStudio」に行ってきました!写真4

冬場の夜間のトイレや脱衣所などで起こりやすいと言われている「ヒートショック現象」はこの室内の温度差が原因で起こるわけですね。
血圧の急激な変化などがからだに負担がかかるため、お年寄りの方に起こりやすいと言われていますが、高齢者だからというだけでなく、断熱性能が整っていない時期に建てられた「昔ながらの家」に住んでいるケースが多くみられるという点も、関わりがあるのではということが理解できます。

家の断熱性能・省エネを体験できるLIXILショールーム「住まいStudio」に行ってきました!写真5

そして外気温0℃の外気側へ出て、今度は外から窓を触ってみるという体験もしました。
昔の家は窓のガラス・サッシの断熱性能が低いため、熱がどんどん逃げていってしまいます。

家の断熱性能・省エネを体験できるLIXILショールーム「住まいStudio」に行ってきました!写真6

室外のサーモグラフでは、先ほどの室内の映像とは逆に、「赤いほう」がより熱が逃げているということを示しています。

真夏の環境を再現したリビングで南・西の日差しを体感できる「夏の家」

家の断熱性能・省エネを体験できるLIXILショールーム「住まいStudio」に行ってきました!写真7

「冬の家」とは反対に、「夏の家」では、真夏の日差しを再現したリビングで、南からの強い日差しや西日を体感できます。
夏の日差しによって温められた天井の熱も再現されており、屋根・天井の断熱は壁に負けず劣らず重要なのですね。

ちなみに、日本の夏の日射角は78.5°、冬の日射角は31.6°。
寒い冬は日射熱をながく取り入れられるよう南窓を大きく取る、反対に、夏は鋭角に差し込む日射熱が入らないよう伸縮式のオーニングで遮るなど、自然環境を活かすような工夫をすることで、冷暖房費などを節約することができます。
最近は庇の小さいキューブ型の家が一般的になってきましたので、こういった部分を一緒に考えていくことが大事ですね。

家の断熱性能・省エネを体験できるLIXILショールーム「住まいStudio」に行ってきました!写真7.5

さらに窓サッシはアルミなのか、樹脂なのか、複合なのか、素材によっても熱伝導率が変わってきます。
窓枠の違いによる景色の見え方、の見比べも。

まとめ。新築を建てる場合や断熱リフォームを考えている方へのヒントがたくさん!

家の断熱性能・省エネを体験できるLIXILショールーム「住まいStudio」に行ってきました!写真8

家の断熱など快適性にまつわる体験施設、いかがでしたでしょうか。
住宅設備メーカーさんも様々ありますので、もし検討されているメーカーさんの商品と、実際に体験しながら機能やデザインを比較できる点でも、行ってみるメリットはあるかと思います!

断熱材や構造は家が完成してしまうと目にすることもないため意識がしづらく、また既に住んでいる方にとってはその効果を比較しにくいという点があります。
こういった見えない部分にスポットをあてたショールームはとても新鮮で、ものすごく勉強になりました!

家が完成して住み始めてから「光熱費が高い」、「結露やカビ・ダニが心配」、「家全体が冬は寒く、夏は暑い」といった根本的な悩みが生まれてしまうのは悲しいですよね。。。
今まさに新築を建てようとしている、断熱リフォームを検討している、といった方は、ぜひ違いを体感してみてはいかがでしょうか!

P.S. ポストコロナ社会の暮らしの変化。「おうち時間」の過ごし方

実はこちらの記事、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言より以前に訪れた際の記事内容となり、
もしかしたら現在と異なる場合がありますのでご了承くださいませ。。

それにしても、社会通念や暮らしそのものの価値観が大きく変わりつつあり、
リモートワークの普及により、都市部集中よりも、都市部をちょっと離れた郊外への暮らしに重心がシフトしつつあります。

夢工房でもここ最近は、
「都市部を離れて郊外に中古戸建て(もしくは土地)を買って、自分達らしくリノベーション(新築)したい!」という物件探し・土地探しからをご希望するお客様や、
「郊外にある実家に移り住む予定なので改修したいor建て替えしたい」など、何かしら暮らしを見直したいお客様のお問合せが例年に比べ、とても増えています。

「施工費以外の費用を抑えられる」、「何より都市部の土地・マンションより広くて、程よく自然環境もあってのびのび!」など、郊外の魅力再発見ポイントはたくさんありますし、
リモート用の造作カウンターや棚のあるワークスペース・書斎ルームをつくったり、あるいは風通しが良く一年中いつでも適温な空間づくりも、もっと注目度が上がりそうですね。

「おうち時間」が長くなったからこそ、楽しく快適に過ごせるアイデアをご提案いたします!

最後までお読みいただきありがとうございました!
家の省エネや断熱に関しては別の記事でも紹介していますので、あわせてお読みくださいませ。

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ユメノヒ編集長・WRITER

広報・マーケティング

高崎 亮太 RYOTA TAKASAKI

カメラ(Nikon)、歌舞伎鑑賞

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