ユメノヒ 横浜・川崎・東京で自然素材リノベーション・リフォーム・注文住宅を行う夢工房スタッフが綴る家と暮らしのWEBマガジン

横浜・川崎・東京の自然素材リノベーション・リフォーム・注文住宅
夢工房スタッフが綴る家と暮らしのWEBマガジン

お家の第一印象を決める!外壁材は何にする?代表的な種類と特徴

リノベーションコラム「お家の第一印象を決める!外壁材は何にする?代表的な種類と特徴」

こんにちは。施工管理の橋爪です。
鮮やかな桜はすぐに散ってしまい、梅雨が近づいてきましたね☔
基本的に手に何かを持って歩くのが嫌いなので、雨は苦手です…

さて、今回は木造在来工法住宅の “外壁”について書いていきます。
外壁はお家の第一印象になると言っても過言ではありません!
皆様も街を歩いていて、かっこいい家だな~、おしゃれなお家だな~と思うとき、外壁を見て思うことが多いのではないでしょうか?
そんな第一印象を決める外壁、一体どんなものがあるのでしょうか?

外壁の種類は4種類

お家の第一印象を決める!外壁材は何にする?代表的な種類と特徴 写真1

施工事例をもっと詳しく見る> 「Smorky Slowly」

代表的な外壁の種類は大きく分けて4種類。

・サイディング
・モルタル
・ALC
・板貼り

色々な家があるのに4種類だけ?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
その通り!この4種類の中にもさらに細かい種類があるのです。

それぞれの特徴をご説明しつつ、細かい種類のご紹介もしていきますね。

~様々な色柄や雰囲気を選べる!~ サイディング

お家の第一印象を決める!外壁材は何にする?代表的な種類と特徴 写真2

施工事例をもっと詳しく見る> 「集うリビング」

サイディングとは、近年で最も多く使用されているパネル状の外壁材です。
サイディングの中にもいくつか種類があり、

・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・樹脂系サイディング

これらが代表例でございます。
同じサイディングでも、それぞれ見た目も機能性も違いますので、要チェックです!

1.窯業系サイディング

こちらは、セメントに繊維質を混ぜたもので、タイルのような柄を街でよく見かけるのではないでしょうか。
タイル調のみならず、木目調や石柄もあり、色やデザインが様々なため、同じ窯業系サイディングでも、使用するものによって印象が変わります。
取付方法は比較的簡単な方法ですので、作業費も抑えられ、工期も短くすることが可能です。

デメリットとしては、メンテナンスのサイクルが短いことがあげられます。
10年に一度ほど、こまめにメンテナンスを行わないと、ひび割れや表面の剥がれが生じてしまいます。
また、パネルとパネルの隙間を埋めるコーキング(充填剤)も同じくらいのサイクルで劣化をしてしまうため、同じタイミングでのメンテナンスが必要です。

2.金属系サイディング

金属系サイディングの中にもいくつか種類がございますが、今回はガルバリウム鋼板についてご説明いたします。
ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛合板のメッキ鋼板です。
金属と聞くと、冷たいような、質素なイメージかと思いますが、いざお家の外壁に使用すると、シンプルでモダンな仕上がりになります!(屋根に使用することもございます)
また、ガルバリウム鋼板は耐候性があり、雨に濡れるたびに強くなるともいわれております。
そのため、あえて雨があたるように、軒天を出さないデザインにすることが多いのです!

3.樹脂系サイディング

こちらは名前の通り、塩化ビニル樹脂でできているサイディングです。
窯業系サイディングに比べ軽量で、既存の外壁の上から貼っても負担がかからないため、リフォームに向いている商品です。
樹脂系サイディングは窯業系サイディングで必須なコーキングが不要な商品もあるため、先ほどお話ししたメンテナンスが不要になります。
ただ、窯業系サイディングに比べると、デザインの種類が少ないのが難点…

~仕上げによって仕上がりが別物~ モルタル

お家の第一印象を決める!外壁材は何にする?代表的な種類と特徴 写真3

施工事例をもっと詳しく見る> 「幸せのカタチ」

今回ご説明する外壁の種類の中では、モルタルが一番歴史のあるものです。
1980年代までは主流でしたが、サイディングが誕生した今、手間がかかるモルタルはあまり使用されなくなってきてしまいました。
しかしモルタルにも十分メリットがございます。
サイディングのように継ぎ目がないので、人工的な印象はなく、仕上げによっては表情が変わる外壁です。
仕上げによっては表情が変わる、と言いましたが、モルタルを塗って仕上げるわけではなく、その上から仕上げの材料を塗って完成になります。
モルタルの仕上げで主流なのは吹付塗装ですね。
塗装は塗り替えがしやすいため、中古物件を買ったときにも自分の好みの色に塗ることができます!
(サイディングも塗ることは可能ですが、元々のタイルや木目の柄は消すことができません)
ただ、あくまで塗装ですので、色あせの観点からメンテナンスサイクルが短いことがデメリットとして挙げられます。

または、タイル。
タイルを貼れば凹凸による立体感が出て、高級な印象になります。また、タイルは劣化しませんので、長い目で見るとコストパフォーマンスが高いものになります。
全面に貼るのではなくアクセントとして貼れば、一目見ただけでおしゃれなお家になりますね。

弊社の内装仕上げでよく使用いたします、漆喰もモルタルの上に塗ることもございます。
(外壁用と室内用は商品が違いますのでご注意くださいね。)

お家の第一印象を決める!外壁材は何にする?代表的な種類と特徴 写真4

施工事例をもっと詳しく見る> 「白く美しく」

漆喰は自浄作用がございますので、外壁によくみられる雨だれなどの汚れが付きにくいです!
真っ白の漆喰にレンガ色の瓦を使用すればまるで地中海のような雰囲気になりますね。

共通したデメリットといたしましては、

・モルタル下地のためひび割れが生じてしまうこと
・人の手で隅々まで塗るため工期が長く、費用が高くなってしまうこと

が挙げられます。

~お家の外側から温かみを感じる~ 板張り

お家の第一印象を決める!外壁材は何にする?代表的な種類と特徴 写真5

施工事例をもっと詳しく見る> 「木を感じる家」

板張りはその名の通り、木の板を外壁に貼る仕上げになります。
お家全体に貼ればログハウスのようにもなりますし、写真のようにガルバリウム鋼板の中に一部板を貼ることで、温かさがプラスされます。
しかし、板張りは自然素材の木材を使用するため、やはり年数が経つと腐ってしまうのがデメリットです。
先ほどの写真のように軒天に貼ったり、屋根が伸ばしてあまり雨に濡れない壁に貼るのも、選択肢の一つになるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
街で見かけたお気に入りのお家の外壁が何だったか分かりましたか?
どの仕上げもメリットデメリットがあり、ましてやお家の印象を決めるので選ぶのが難しい外壁ですが、皆さまのお好みで選んでみてはいかがでしょうか?
私は、自分のことになるとかなりずぼらになってしまうので、水をかけてメンテナンスするガルバリウム鋼板が良いかも、なんて思いました…笑
リノベーションされる際や注文住宅を作る際は、こちらの記事をぜひご参考くださいませ。
それではまたお会いしましょう~!

【関連記事】
戸建てリフォーム・リノベーションの費用・特徴・メリットあれこれ。マンションや新築との違いは?
外壁・屋根の塗り替えリフォーム・リノベーション!時期・手順・色選びのおさらい
梅雨になると気になる!戸建て『外壁リフォーム』外壁塗装のアレコレ

【 記事のキーワード 】
ユメノヒ編集部・WRITER

施工管理プロデューサー

橋爪 みなみ MINAMI HASHIZUME

お出かけ・歌を歌うこと、聴くこと

他の記事も見てみる