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少しでも予算を増やしたい!気になる補助金制度。~住宅省エネ2023キャンペーンについて~

リノベーションコラム「少しでも予算を増やしたい!気になる補助金制度。~住宅省エネ2023キャンペーンについて~」

こんちには。
リノベーションアドバイザーの中尾です。4月に新卒で入社し、早くももうすぐで1年経ちます。今回からユメノヒの担当に加わりました。よろしくお願いします!

初めての記事は、気になる補助金についてのお話です。

リノベーションを検討される中で、「もう少し予算があれば○○もできるのに…」といったことや、「要望にあったけれど金額が厳しいから○○は諦めます」という方も多いのではないでしょうか。
また補助金って申請が難しそう、面倒そうなどのイメージもあるかもしれませんが、最後までお読みいただけるとそんなイメージはなくなるかも…

様々な方のリフォームをお助けするきっかけに少しでもなれたら幸いです。

リノベーションの補助金ってどこから出るの?どんな種類があるの?

大きく分けて国からと地方自治体(都道府県から、市町村から)からがあります。

環境に配慮したもの、子育てに配慮したもの、バリアフリー化、介護仕様などなど、それぞれの補助金制度によって対象になる工事、商品は変わってまいります。

今回は、国から出る補助金の中でも先日発表されました、“住宅省エネ2023キャンペーン”のよく弊社でもご利用いただくものについて詳しく書いていきます。

住宅省エネ2023キャンペーンって?

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭部門の省エネを強力に推進するため、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入等の住宅省エネ化を支援する新たに創設された3つの補助事業の総称です。 経済産業省、国土交通省、環境省が連携して行う補助金制度となります。
広い対象の項目の申請を一つの窓口で行えることから申請する側としても手続きがしやすい点、またお客様にとっても以前よりも補助金額のアップなどの側面があります。

 ・こどもエコすまい支援事業
 ・先進的窓リノベ事業
 ・給湯省エネ事業

の3種類の事業の補助金の申請が一つの窓口より行うことができます。
それではそれぞれの特徴についてご説明していきます。

こどもエコすまい支援事業について

少しでも予算を増やしたい!気になる補助金制度。~住宅省エネ2023キャンペーンについて~写真1

施工事例をもっと詳しく見る 「リノベという選択」

こちらは昨年おこなわれていた「こどもみらい住宅支援事業」の補助対象工事とおおよそ同等の補助金制度になります。リフォーム・リノベーションにかかわらず、注文住宅の新築、新築分譲住宅の購入も対象になります。
(注文住宅の新築や新築分譲住宅の対象は、子育て世帯*または若者夫婦世帯*になります。)

こどもエコすまい支援事業簡単に言うとは、省エネ性能の高い新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修などに対する支援によって、子育て世代・若者夫婦世代等による省エネ投資を助けようという事業です。

子育て世帯*:申請時点で、18際未満の子を有する世帯
若者夫婦世帯*:申請時点において夫婦であり、いずれかが39歳以下である世帯

新築も対象ではありますが、今回は弊社で利用される方が多いリフォーム・リノベーションにフォーカスを当てていきます。

補助金額について

実施する工事の内容、工事発注者の条件に応じて5万円*から60万円が還元されます。

5万円*:例外で「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ事業」において交付を受ける場合、申請する補助費の合計が2万円以上であれば補助対象になります。

完工後に補助金を受け取る形になります。

リノベーションつくりあと数万円あったら…と思って妥協した部分が実現できるとなると、とても嬉しいですよね。

申込の手続きついて

最初にも書きましたが補助金の申請手続きってちょっと面倒くさそうなイメージありますよね…

申請につきましては、工事内容が対象になるのか、選んでいただいた商品が対象品番かどうか、いくらぐらいの補助金がもらえるか、申請の書類の手配などは工事施工業者でしますので、書類の記入や身分証明証の写しのご提出などお願いした際にしていただけましたら大丈夫です!

対象工事について

少しでも予算を増やしたい!気になる補助金制度。~住宅省エネ2023キャンペーンについて~写真2

施工事例をもっと詳しく見る 「妥協しない住まい」

どんな工事が対象になるのか気になるところ。
こどもエコすまい支援事業は環境に配慮し、子育てがしやすい、お手入れがしやすいといった内容の工事が対象になります。

 ・開口部(窓、玄関など)の断熱改修
 ・屋根・天井・外壁の断熱改修
 ・エコな設備の設置(節水水栓、トイレなどなど)
 ・子育て対応した工事(キッチン対面化工事、掃除しやすいレンジフードなどなど)
 ・キッチンセットの交換を伴う対面化改修工事
 ・バリアフリー工事(手摺設置、段差解消などなど)

✓キッチンの対面化工事の例

現況図
少しでも予算を増やしたい!気になる補助金制度。~住宅省エネ2023キャンペーンについて~写真3
↑改修前

契約図
少しでも予算を増やしたい!気になる補助金制度。~住宅省エネ2023キャンペーンについて~写真4
↑改修後

キッチンの対面化のレイアウトという点に関しては、独立型を対面化にすることはもちろん、もともと向きがダイニングに対面していても、視野が狭い場合*、それを解消した際に補助金の対象になることがあります。

視野が狭い場合*:シンク・調理台・コンロの少なくとも2つ以上の設備に正対して立った位置から、リビングまたはダイニングの過半を見渡すことがでない場合を差します。

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細かく言うと他にもまだまだ対象になる工事はあります。
お客様に応じて、対象となる内容を精査し、金額計算させていただきます!

先進的窓リノベについて

少しでも予算を増やしたい!気になる補助金制度。~住宅省エネ2023キャンペーンについて~写真5

こちらは窓の断熱改修の工事のみに国が予算を1000億円設けたものになります!

簡潔に言うと、既存住宅の窓の改修にかかる費用の一部を補助することで、高断熱化を促進し、冷暖房費負担の軽減や、CO2の排出量を減らしてくことが目的の事業になります。
予算からも国がどれだけ窓工事に対して本気か伝わってきますね。

補助金額について

一戸当たり、5万円から最大200万円まで実施する工事の内容に応じて補助がでます。
補助金額は対象商品のインナーサッシでは工事費の50%相当が還元されると言われております。
こどもエコすまい同様、申請は工事施工業者が行いますのでご安心ください。

対象工事について

少しでも予算を増やしたい!気になる補助金制度。~住宅省エネ2023キャンペーンについて~写真6

対象商品を選定、工事すると、窓の大きさ、性能に合わせて定額の補助金が支給されるしくみになっております。
※ガラス種によって対象有無が異なりますのでご注意ください。

給湯省エネ事業について

高効率給湯器の導入を促進することで、「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」に貢献する目的の事業です。

補助金額・対象について

こちらは分かりやすく下記3種類が対象で定額の還元となっております。

 ・エネファーム 15万円/台
 ・ハイブリッド給湯器 5万円/台
 ・エコキュート 5万円/台

購入・工事の場合は、こちらも工事の請負業者申請いたします。(リースの場合は給湯器の所有権をもつリース会社が申請を行います。)

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、補助金(住宅省エネ2023キャンペーン)の概要についての説明でした。1月下旬に商品品番などの詳細が分かることになっております。補助金の交付申請の開始は2023年の3月下旬からにはなっておりますが、予算が終わり次第の終了です。実際、昨年のこどもみらい住宅支援事業も予定の申請期間よりも早く終わりました。

リフォームは規模にもよりますが、打ち合わせの時間など思ったよりも完工までの期間を要する場合が多いです…
補助金ご検討の際は余裕をもってご相談いただけますと幸いです。

今回ご紹介した以外にも気になる補助金精度ございましたら、お打合せの際にご相談ください!

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ユメノヒ編集部・WRITER

リノベーションアドバイザー

中尾 日向子 HINAKO NAKAO

音楽を聴くこと、youtube鑑賞

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