こんにちは、リノベーションプランナーの佐藤です。
今回は、私が担当させて頂きましたマンションリノベーションの現場にて、
お客様に珪藻土塗りを体験して頂く機会がございましたので、レポを書かせて頂きたいと思います。
珪藻土は壁や天井の仕上げ材の一つで、調湿機能などに優れている自然素材のひとつです。夢工房でも採用事例の多い自然素材の一つです。
今回担当させて頂きましたお客様のお住まいでも、寝室と和室の壁面に採用頂きました。
その珪藻土を塗る工程のタイミングにてお施主様にも来ていただき、
その場で珪藻土DIY体験教室を開きました!
目次
珪藻土で手形づくり!まずは鏝(こて)塗りの練習から!
珪藻土などの塗材は、「左官工事」と呼ばれており、鏝(こて)と呼ばれる道具で作業します。
一見、簡単そうに見える作業ですが、扱い方が難しく、なかなか自分のイメージ通りには行かない作業です。
実は私も、夢工房の新ショールームの工事の際に少し体験させていただいたことがあるのですが、これが本当に難しく、職人さんの技術の高さを感じる機会でした。
(「漆喰と珪藻土の壁塗りDIY体験」)
こて台にある程度の珪藻土を載せ、そこから鏝に塗る分を取り分けていくのですが…この時点でなかなか難しいです。
多すぎるとボタボタこぼれますし、少なすぎると全然塗ることが出来ません…。
いざ!塗る作業に挑戦です。
今回は小学生のお子様も一緒に体験頂いたのですが、もちろん珪藻土塗りの体験は初めてとのことでした。
最初は苦戦していたものの、写真の段階まで来るととても上手に塗れていますね。
いよいよ本番!記念の手形づくりに挑戦!
練習でコツをつかんだところで、いよいよ本番です。
今回はリフォームの「記念手形」を作って頂きたいと思います。
使用したのは、工事で不要になった端材のベニヤ板です。何もなければ捨ててしまう端材を有効活用したいと思います。
練習の成果もあり、どんどん塗られていきます。親御さんとお子様で塗り方が違うのが面白いですね!
簡単そうに見えますが、表面を滑らかにするために、何度も均す作業を行っておりました。
ベニヤ一面への塗り作業が完了です。
とても綺麗に仕上がっていますね!お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、珪藻土の色がとても濃いのが分かりますでしょうか。
実は乾燥する前の珪藻土はとても色が濃く、「え、これが壁の色になるの…?」と不安になる色です。でも安心してください。
乾燥するとしっかり色が薄くなります。それでもクロスの白さとは異なり、珪藻土独特の色味になります。
(『壁』の仕上げ方の記事紹介:「自然素材はどれがいい?珪藻土・漆喰・紙クロスで比較!リフォーム・リノベーション『壁』の仕上げ方」)
最後に仕上げに手形を押して頂きました!
数年後、振り返ったときに、お子様の手がどれほど成長しているか楽しみですね。
乾燥した後、大工さんにお手製の額縁(こちらもフローリングの端材を再利用!)を作って頂き、お引渡し時にお渡しさせて頂きました。
手に取って、素材に触れて。無垢材や自然素材の心地よさを
珪藻土DIY体験、いかがでしたでしょうか。
リフォーム・リノベーションには様々な素材が使用されますが、実際に施工されいている様子や、素材に触れてみますと、よりその素材に対する理解や思い入れが強くなりますね。
珪藻土に限らず、無垢材などもぜひ、手に取って触れていただくと、その心地よさがわかると思います。
そして、一生でそう何度とないリフォーム・リノベーションの機会ですので、お客様にとってよい記念になりますよう、夢工房でもお手伝いさせて頂きます!
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