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#02 「家を買いたい!」思い立ったら資金計画!【不動産おさらい講座】

不動産の基礎知識「#02 「家を買いたい!」思い立ったら資金計画!【不動産おさらい講座】」

こんにちは石垣です。
「リノベーションを前提に中古マンション(中古戸建)を買おう!」と思い立ったはいいけれど、自分たちは一体どのくらいの家が買えるのか、リノベーションにはどのくらい費用が掛かるのか・・・。
それ以外にどんな費用がかかるの? 生涯に何度も住宅を購入する機会がないからこそ、いろいろな不安がいっぱい頭によぎります。
「不動産購入+リノベーション」という一大プロジェクトを遂行するために何が必要かご説明します!

いくら借りることができて、いくら返せるの? ローンの借入限度額を知っておこう!

#02 思い立ったら資金計画!【不動産おさらい講座】写真1

何事もそうですが、プロジェクトが成功するかどうかのカギは予算決めにあるといっても過言ではないでしょう。
巨大なオリンピック事業であろうと、公共事業であろうと、はたまた家計の範囲であろうと、それを無視してはプロジェクトは破たんしてしまいます。
そこで、「不動産購入+リノベーション」にどのくらい費用がかけられるか考えてみましょう。

① 自己資金

貯蓄のすべてをマイホーム購入資金にあてがうのは将来何かあったとき怖いですよね。
最低でも生活費の半年分くらいは手元資金として残しておきましょう。

自己資金(頭金)が多ければ多いほど、このあとのローンの借入額は少なくて済みます。

② 住宅ローン(金融機関からの借り入れ)

金融機関からの借り入れですが、信用情報に問題がない会社員の方であれば、一般的には年収の7倍くらいは借り入れることが可能といわれています。
年収500万円の方であれば、3500万円まで借入可能でしょう。

ただし、これはあくまで『金融機関の貸出限度額』になります。

借りられるだけ借りてしまって、返済が厳しいものになってしまったら、どうしようもありません。
あくまで「貸出限度額」ではなく、「借入限度額」で考えましょう

その他、ご夫婦などご家族の収入を基準にする「ペアローン」、「収入合算」といった借り方もありますが、
どちらにもメリット・デメリットがあるので、しっかりご自身に合った借り方・借入額を把握しておきましょう!

毎月のローン返済にかかる金額のほか、車のローン、お子様の習い事、各種保険料など、
日々の生活にかかる金額もあわせて考えて、全体の総額を算出するのがおすすめです。

③ その他

これはご両親などから援助が見込める場合です。
住宅取得の場合は、贈与税の特例などもありますので、利用できる方は利用されるといいでしょう。

上記①から③の合計が、「中古マンション(中古戸建)購入+リノベーション」を成功させるための予算総額となります。

費用の内訳! 意外とかかる物件購入諸費用

#02 思い立ったら資金計画!【不動産おさらい講座】写真2

予算決め、資金計画のご紹介をしました。
それでは今度は、かかる費用としてはどんなものがあるのか、その内訳を見てみましょう。
不動産を購入してリノベーションをする場合、大きく分けて4つの資金用途があります。

① 住宅購入費

いわゆる物件価格です。
マンションか、戸建か、さらに広さ、築年数、駅からの距離などで、おおよその相場が決まります。
前回の記事でもご紹介しましたが、
15~25年の築年数のマンションが価格の下げ止まりになる傾向があるので狙い目です。
諸費用の中で一番ボリュームのある部分なので、ご自身の優先順位を明確にして探すといいでしょう!

② リノベーション費用

リノベーション費用は行う内容によって大きく異なります。
スケルトンリフォーム(躯体だけ残してすべてを一新する)をご検討の場合、1㎡あたりおおよそ11万円~13万円程度となります。(一般的な商材を使用の場合)

③ 諸費用(仲介手数料、ローン保証料、登記費用、火災保険料など)

物件を購入する際にかかる費用です。
一般的に物件価格の7%~10%程度とお考えください。

④ その他(引っ越し費用、新居での家具代など)

新居お引越しを機に家具や家電を一新したいなどと考えられている場合、この部分の予算も見ておく必要があります。

築浅でスケルトンリフォームが必要ない場合は、リノベーション費用は低めに設定しておいてよいでしょう。
反対に、すべてを自分たちの暮らしに合わせてリノベーションをしたい方や、設備などにこだわりがある方はリノベーション費用を高めに考えておく必要があります。

不動産購入、リノベーションの資金計画は未来につながります!

#02 思い立ったら資金計画!【不動産おさらい講座】写真3

予算をどのように把握し、各用途にどの程度予算を配分するかがお分かり頂けたでしょうか?

リノベ向きの良い物件が見つかった! と思っても、ローン審査が中々通らず、先を越された。。。

というような事態にならないためにも、ご自身がどれくらいのローンを組むことができるのか、金融機関に一度相談して事前に把握しておくのもよいですね!
さらに金融機関や内容によって審査の判断基準も変わるため(メガバンクのA銀行は通らなかったが地銀のB銀行は通ったetc)、知っておくと必ず役に立つはず!

住宅ローンは長期間の返済となります。
お子様が小さい場合、将来教育資金が負担になってくるかもしれません。
今、若い方でも数十年後には老後資金が必要になります。

ぜひ、現在の状況だけではなく、将来を見据えた資金計画を立てて頂き、理想の住まいで楽しい生活を過ごしてください!

夢工房ではリフォーム・リノベーションだけでなく、資金計画からご相談を承ります。
ぜひお気軽にお尋ねください!

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ユメノヒ編集部・WRITER

不動産コンシェルジュ

石垣 直子 NAOKO ISHIGAKI

島めぐり・ヨガ

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