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#01 現在のマンション市場と中古マンションの選び方【不動産おさらい講座】

不動産の基礎知識「#01 現在のマンション市場と中古マンションの選び方【不動産おさらい講座】」

こんにちは石垣です。
「中古マンションを買ってリノベーションすること」がスタンダードになりつつある近年、お家づくりの選択肢として定着し始めていますが、それでもやっぱり、新築マンションを購入する選択肢と悩まれている方も多いと思います。
新築マンションと中古マンションには一体どんな違いがあるのでしょうか? また中古マンションを選択する場合、どんな条件を重視すれば良いのでしょうか?

中古マンションのリノベーションをお勧めする理由~新築と中古の違い~

【#01 現在のマンション市場と中古マンションの選び方】ユメノヒ不動産おさらい講座 写真2

まず新築マンションと中古マンションの価格相場を比べてみましょう。

◆ 新築マンション 首都圏平均価格 5,592万円
◆ 中古マンション 首都圏平均価格 3,348万円

※2018年時点データ(参考データ:東京カンテイ)

やはり新築マンションと中古マンションでは価格に約2,200万円もの差があります。

新築マンションは綺麗な事はもちろん最新設備が整っており、特に手を掛けずに新しい空間での生活をスタートする事ができます。
ただ、実は新築マンションの価格には「土地開発にかかった経費」や「宣伝広告費」が上乗せされているのです!
また、資産価値を重視して新築マンションを選ばれる方も多いですが、実は引渡しの瞬間に資産価値は約20%も落ちてしまうのです。

内装に関しても建築されたその時の流行などを反映した作りになっているため画一的な傾向があり、こだわりの空間を演出したい!とお考えの方には少し物足りないかもしれません。

中古マンションはどうでしょうか?
価格的にお手頃なのはもちろんなのですが、実はそれ以外にもメリットが沢山あるのです。
新築マンションの場合、交通の便が良いなど立地次第で平均価格をはるかに上回る物件も多くありますね。

その点、中古の場合は、駅近物件も手が届く範囲で見つかる可能性があるので、交通の便を妥協せずに良い物件を見つけることができます。
また、事前に管理体制や近隣のことを知ることが出来るのも、中古マンションならではの特権ですね。
新築マンションの場合だと個性を発揮出来ない内装も、リノベーションする事でこだわりの住まいを実現する事が出来ます。
このように、中古マンションを買ってリノベーションする選択肢は、自分たちだけのこだわりの「住まい」を手に入れる手段になります。

中古マンション市場の現状

中古マンション築年帯別平均㎡単価表

では中古マンションの選択肢をとる場合、どんなマンションを選べば良いのでしょうか?
ずばり、築15年以上の中古マンションをお勧めします!
その理由は『築15年以上の中古マンションは値下がり率が安定する傾向にある!』からです。
築15年から25年程度になるとマンションの価格に下げ止まりの傾向が見られます。
築25年程度の中古マンションであれば、耐震性も新耐震基準で建築されているので比較的安心です。

ただし、マンションの管理状態や修繕状態によって、資産価値は大きく変わりますので管理規約や大規模修繕履歴を参照して、将来的に資産価値が下落しないかを見極める必要があります。

中古住宅市場に注目が集まっている

【#01 現在のマンション市場と中古マンションの選び方】ユメノヒ不動産おさらい講座 写真3

政府も2020年をめどに「中古住宅流通市場・リフォーム市場」を倍増することを目指し、ストック重視の住宅政策への方向転換を図ることにしています。
今までは中古住宅は「購入後に欠陥が見つかった」、「住宅設備が古い」などデメリットが挙げられていましたが、今ではインスペクション(建物診断)の整備も進み、購入後すぐにフルリノベーションをすることによって、設備の古さを解消することも可能です。

新築にはない、唯一無二のお住まいを実現されてみてはいかがでしょうか?

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ユメノヒ編集部・WRITER

不動産コンシェルジュ

石垣 直子 NAOKO ISHIGAKI

島めぐり・ヨガ

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