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【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで

施工現場レポ「【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで」

夢工房らしい自然素材リフォーム・リノベーションを感じられるショールーム「横浜2号店」が、いよいよ仲町台新オフィス内に併設オープンします! そこでリフォーム・リノベーションがどんな風に行われていくのか、完成までの様子を定期的に密着レポ、リノベの魅力をお伝えしていきます! 第三回は「床の下地」、「フローリング貼り」のレポートです!


横浜ショールーム2号店に床下地! 「置床」、「捨て貼り」って?

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真1

前回の記事では、壁、天井に合板や石膏ボードを貼るところまで紹介しました。
そして今回はいよいよ「床」です!

写真ではすでにフローリングを貼る前の段階に入っていますね!
この上にフローリングが貼られて皆さんのお住まいのようになるのですが、床がどのように出来上がっていくのか、見てみましょう!

マンションでのリノベーションでは多くの場合、この「置床」が用いられ、一般的な方法といえます。
「二重床」ともいい、フローリングとスラブ床の間に隙間をつくり床を「二重」にする工法です。

下から順番に、
スラブ床→支持脚→パーティクルボード→捨て貼り合板→床フローリングとなりますが、
実際見ていただいたほうが分かりやすいですね。。

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真2

これが支持脚です。高さが調整でき、空間ができるため足音などが直接階下に伝わらないようになっています。

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真3

一般のマンションリノベーションではもうちょっと高く、その床下スペースに配管・ガス、電気配線が通っていたりします。
キッチンの場所を移動するときなど、配管に勾配をつける場合もあり、水がしっかり流れるように、配管を傾斜させたりする必要があるためです。

こうすることで、大きな間取り変更も柔軟に対応できるというわけですね。

反対に、二重床にせず、スラブ床に直接フローリングを貼る方法を「直貼り」といいます。
床が上がらない分、天井が高くなります。
ですが、足音がダイレクトに階下に響いてしまうなど防音性は低くなるので、騒音トラブルやお住まいのマンション規定がどうかなど含めて注意が必要です!

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真4

支持脚が配置し終わると、次にパーティクルボードを載せます。

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真5

その上に、さらに「捨て貼り」といわれる合板を被せ、いよいよ床材を貼る準備が出来上がります!

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真6

「捨て貼り」とは最後の仕上げとなるフローリングやタイルなどを貼る前に、補助・補強的な役割で貼る合板のことをいいます。
合板が入ることで、パーティクルボードとフローリングをしっかり固定し、床鳴りなどの軽減・緩和にも役立ちます。
最終的には見えなくります。
実際に捨てたりするわけではないのですが、「捨て身」などの意味合いに近いでしょうか?・・!
建築用語って面白いです!

ちなみに一般のお住まいリノベーションでは、さらに床下に、遮音マット/遮音シートなどの緩衝材が入ったりもします。
ほとんどのマンションでは、「LL40」「LL45」など、「遮音等級〇〇以上じゃないとだめですよ!」という個々の規定が設けられており、
無垢フローリング+緩衝材や、あるいは遮音性の高い床材を用いたりして、決められた基準の遮音性が守られるよう施工する必要があります!
(リノベ予定のマンションがどんな規定を設けているかは、管理組合などに聞けば分かりますよ♪)

壁、床、天井、下地が揃いました! ここから内装仕上げに!

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真7

壁、床、天井、下地が揃い、後は仕上げ材(塗装、羽目板、クロス、フローリングなどの表面部分)を残すのみとなります!
床の捨て貼りも終え、ボード壁が立ち上がり、最初に比べると、大分お部屋っぽい雰囲気になってきました!

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真8

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真9

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真10

床は無垢フローリングのナラ材、クルミ材の2種類! 床で特徴を活かすポイント

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真11.5

そしていよいよ床を仕上げます。
横浜ショールーム2号店では、「クルミ材」と「ナラ材」の、無垢フローリング二種類を使用します!

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真11

床の種類でお住まいの雰囲気が決まるといってもいいくらい、床選びはとても重要です。

床で特徴を出すポイントは、

● 数種類の床材を使う!
● 貼り方に変化をつける!

ということで、さらに貼り方にも工夫。

【第③回 床の下地・無垢フローリング】横浜ショールーム2号店ができるまで 写真12

水平に貼ってあるのがナラ材。
斜めに貼ってあるのがクルミ材。

さらにナラ材は90mmと120mmと、同材でも変化をつけて、床の印象やお部屋の雰囲気が想像しやすいように工夫しています。
完成しましたら、ぜひショールームに訪れて見比べてみてください!

変化のつけ方は何もフローリングだけでなく、洗面室やトイレはタイルにしてリビングにはフローリングを貼るなど、バリエーションはいろいろありますね!

“自然素材”を感じられるようになってきたショールーム!完成に向けて後半戦スタート!

本日はここまで!
自然素材が得意な夢工房、ようやく無垢フローリングを紹介できました!
ふだんのお住まいで見られるようなフローリングが貼られると身近に感じられ、平図面だけで想像していた空間が、ぐぐっと立体的な姿になってきましたね!

次回は壁/天井の羽目板など内装をご紹介できたらと思います!

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ユメノヒ編集長・WRITER

広報・マーケティング

高崎 亮太 RYOTA TAKASAKI

カメラ(Nikon)、歌舞伎鑑賞

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