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【新築レポ】現場監督に聞いた!家づくりの裏側と監督の想い

施工現場レポ「【新築レポ】現場監督に聞いた!家づくりの裏側と監督の想い」

こんにちは。広報の鈴木です。今回は、先日完成した新築の現場レポートをお届けします。

元の家に手を加えるリノベーションとは異なり、ゼロからつくり上げる新築は、現場の動きもよりダイナミックです。今回は施工プロデューサーの大場に、新築のお住まいがどのように作られていくのか、聞いてみました!

技術リーダー/施工プロデューサー 大場 公喜
【大場】
・二級建築士
・木造建物の組立等の作業主任者
・足場の組立等作業主任者
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新築現場レポート:家づくりの工程をご紹介

1.地鎮祭とは?意味と当日の様子

地鎮祭
地鎮祭とは、基礎工事の前に行う儀式のこと。土地の神様を祀り、工事の無事を祈ります。
お施主様、神主様、夢工房スタッフで集まり、晴天に恵まれた青空の下で、地鎮祭を行いました。

地鎮祭
▲参加者全員でお参りをしていきます

地鎮祭
▲弊社代表も参加しています

2.基礎工事で大切なポイントとは?

基礎工事で大事なポイント

地鎮祭が無事に終了したら、基礎工事に取り掛かります。

周りに杭が打たれているのがお分かりでしょうか?今後の工事の基準になる目印で、図面のX1、Y2などの座標に合わせて打たれています。

基礎工事目標
基礎工事図面目標

この精度が重要なので、一度打った杭を少しでもずらさないように、現場では細心の注意を払って作業が進められます。

基礎工事図面目標
▲コンクリートを流し込んだ後の様子

3.足場・木工事の流れと職人連携のコツ

現場の足場と木材
▲足場を組んで、木材を組み立てていきます

木材を組む様子
木材を組む様子

木材に記されたひらがなと番号、お気づきでしょうか?ひらがなと番号に合わせて、組み立てていくのです。

もちろん棟梁や施工プロデューサーは図面を把握していますが、大規模になると、大工さん一人一人が細かい部分を把握するのは難しいので、この数字を頼りに、木材を組み立てていきます。

木材を組む様子
木材を組む様子

▲土台の木材にも同じように番号が書かれており、これに合わせて組み立てていきます

4.上棟式とは?意味と当日の流れ

新築木材が組まれる様子

屋根の一番高い部分を棟木(むなぎ)と言い、棟木を取り付けることを上棟と言います。上棟すると、いよいよ家らしくなってきました。

棟木
▲棟木

上棟の際に、上棟式を行います。無事に建物の造営が完了したことに感謝をし、残りの工事の無事を祈る儀式です。
上棟式の中で行うのが、四方払い。お施主様に、四隅にお米・お塩を盛っていただき、棟梁がお神酒をかけて、全員で二礼、二拍手、一礼。東南の方角からはじめ、四か所全て回ります。
棟木

5.屋根工事のポイントと防水の工夫

棟木

上棟が終わると、本格的に家の形が見えてきます。
こちらの屋根は、雨漏りをしないように、わざと隙間を開ける棟違いという工夫をしています。

防水紙の上に、ガルバニウムを施工していきます。

棟木

6.外壁工事と断熱・通期の工夫

外壁工事

こちらは外壁の様子なのですが、意外に木材と木材の間に隙間がありませんか?

実はこれ、わざと隙間を開けて、空気の流れを作っているそうなのです。
横だけでなく縦にも入れると、さらに外壁に厚みを持たせることができるので、より断熱効果が高まるそうです。
その上にモルタルがよく絡むように針金を取り付け、モルタルを二重に塗り重ねて、仕上げていきます。

その他、リノベーションと同じようにタイルや左官など室内の工事を進めていきます。
内装工事
▲壁の中には、断熱材が詰まっています

木工事

新築木材が組まれる様子
新築木材が組まれる様子

7.完成した住まいの魅力を紹介

完成後の新築の家の外観
いよいよ完成!淡いグリーンがとても素敵ですよね。お家の中も、ガラスやタイルのデザインもレトロでおしゃれです。お施主様のこだわりが随所に光ります。

完成後の吹き抜け
キャットウォーク

▲開放的な吹き抜けとキャットウォーク

開口アーチ
ステンドグラス

▲丸みのあるアーチと、光が通ると一層美しいガラス

内装工事
▲タイルの柄も、素敵です。

現場監督が語る!家づくりで大切にしていること

基礎から始まり、さまざまな儀式もあり、リノベーションと比べて工程も多くなりがちな新築工事。

担当の大場は、
「職人の手を止めないように、先手を読んで動くこと」「『図面通りにやればできる』わけではなく現場での判断も必要になるので、設計士、職人や業者、時にはお施主様と密にコミュニケーションをとること」
を大切にしながら、日々現場の管理をしていると話していました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、出来上がってしまうと見ることのできない、基礎や内側の部分をメインにご紹介させていただきました。出来上がるまでのワクワク感や、新築工事ならではの裏側を楽しんでいただけましたら幸いです。

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