
こんにちは、夢工房広報の岩田です。
お住まいの間取りについて、「ここの壁を壊して、部屋を広くできたらな…」と考えたことはありませんか?
同時に、「費用はいくらかかるのか」「そもそもこの壁は壊せるのか」など、気になることも多いと思います。
この記事では、壁の撤去費用の相場から、そもそも壊せる壁はどういうものなのか、など壁を壊す前に知っておきたいポイントと、夢工房で実際に施工した事例についてご紹介します。
壁を壊して間取りを変えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
壁を壊す(抜く)リフォームの費用相場|工事内容別に解説
事例をもっと詳しく見る▶︎Case.88 猫と、余白と、ふたりと
壁を壊すリフォームでは、撤去だけでなく、内装の補修や電気工事などが必要になることがあります。ここでは、工事内容ごとの費用相場と、総額を考えるときのポイントを紹介します。
壁の撤去だけなら費用の目安は5〜15万円
間仕切り壁を撤去するだけなら、5〜15万円程度が費用の目安です。
ただし、壁の大きさや素材、施工場所によって費用は変わります。
また、耐力壁など構造に関わる壁の場合は、補強などが必要になり、さらに費用がかかる可能性があります。
引き戸や建具を新しく設置する場合の費用
事例をもっと詳しく見る▶︎Case.90 ひかりを編む間取り
壁を完全になくすのではなく、必要なときに部屋を仕切れるようにするなら、引き戸などの建具を設置する方法があります。
引き戸の設置費用は、15〜30万円程度が一つの目安です。
建具の種類やサイズ、下地や枠の施工方法によって金額が変わります。
リビングと洋室・和室をつなげる場合などは、開放感と使いやすさの両方を考えて、壁の撤去とあわせて検討するとよいでしょう。
床・天井・クロスなどの内装補修にかかる費用
壁を撤去すると、壁があった部分の床や天井に跡が残ることがあります。
そのため、床・天井・クロスなどの補修が必要になるケースがあります。
部分的な補修であれば3〜8万円程度が目安ですが、部屋全体の床やクロスを張り替える場合は、施工範囲に応じて費用が上がります。
既存部分との色や素材の違いもあるため、仕上がりをどこまで整えるかも事前に決めておきましょう。
コンセントや照明の移設にかかる電気工事費
撤去する壁にコンセントやスイッチ、照明などがある場合は、電気工事が必要になることがあります。
配線やコンセントなどの移設は、3〜10万円程度が一つの目安です。
移設する箇所や配線の状態によって費用は変わります。
リフォーム後の家具やキッチン、ダイニングなどのレイアウトも考えながら、使いやすい位置に配置しましょう。
壁を壊すリフォームの費用を抑える方法
事例をもっと詳しく見る▶︎Case.85 くつろぎが育つ場所
壁を壊すリフォームでは、工事の範囲や仕上げ方を工夫することで、費用を抑えられる場合があります。
特に、今後予定しているリフォームがあるなら、今回の工事とまとめて検討することも一つの方法です。
リフォームを複数回に分けて行うと、その都度、職人の人件費や養生費、現場管理費などが発生してしまい、工事費用が割高になってしまうことがほとんどです。
将来的にやりたいことがある場合は、今回の壁の撤去工事と一緒に施工できないか検討してみましょう。
例えば…
・キッチンや水回りなど、将来的に予定しているリフォームをまとめて検討する
・壁の撤去に伴う電気・配線工事もまとめて行う
・既存の建具や設備を活用する
また、費用を抑えることだけを優先して、耐力壁や電気・配管など必要な工事を省くことは避けましょう。
建物の安全性や使い勝手、仕上がりまで考慮したうえで、予算と工事範囲のバランスを検討することが大切です。
【実例紹介】壁を壊して間取りを変更した夢工房の施工事例3選
壁を壊すことで部屋を広くしたり、キッチンを開放的にしたりなどのリノベーションをした事例をご紹介します。
玄関横の洋室の一部を土間にリノベーションした事例
玄関収納がほとんどなかったマンション。
洋室の壁を壊して一部を土間スペースにすることで、ご夫婦ふたりの靴が綺麗に収まるだけでなく、思い出のステンドグラスなどを飾ることができる素敵な空間が生まれました。
水回りの位置を変え、子供部屋を新設した事例
壁を壊すことでキッチンの向き、そして洗面台や浴室など、水回りの位置を大幅に変更。
もともとあった洋室を小さくすることで、あらたにもう一つ洋室を作ることができました。R壁に室内窓、限られた空間でも閉塞感を感じさせない工夫も満載です。
3部屋をつないで広いLDKへリノベーションした事例
もともとあった和室と、可動扉で仕切れるようになっていたリビングを、キッチンからすべてひとつなぎに。
壁を壊したものの、抜けなかった柱は塗装を施しアクセントとして昇華させることで、より味わい深い空間となりました。
そもそもその壁は壊せる?「耐力壁」と「間仕切り壁」の違い
家の壁には、部屋を仕切るための「間仕切り壁」と、地震や台風などの力に抵抗して建物を支える「耐力壁」があります。
壁を壊して間取りを変えるときは、まずその壁がどちらなのかを確認することが大切です。
間仕切り壁|撤去できる可能性が高い壁
間仕切り壁は、部屋と部屋を仕切ることを主な役割とする壁です。
建物を支える構造上の役割を持たない場合は、撤去して部屋をつなげたり、間取りを変更したりできる可能性があります。
例えば、リビングと隣の洋室をつなげてLDKを広くする場合などは、間仕切り壁の撤去が検討できます。
ただし、間仕切り壁に見えても、壁の内部に柱や筋交い、配線などがあるケースもあるため、見た目だけで「壊せる壁」と判断するのは避けるのが良いでしょう。
耐力壁|建物の安全性を支える重要な壁
耐力壁とは、地震や台風などによって建物に加わる力に抵抗するための壁です。
木造住宅では、耐力壁をバランスよく配置することで、建物の安全性を確保しているため、間仕切り壁のように簡単に撤去できるものではありません。
木造住宅の耐力壁には、柱と柱の間に斜めの「筋交い」を入れた筋交い壁や、構造用合板などの面材を張った構造用合板壁があります。
一方で、耐力壁だからといって、必ずしも「壊せない」というわけではありません。
建物全体の構造を確認したうえで、別の位置に耐力壁を設けるなど、必要な耐震性を確保しながら撤去・移動できる場合もあります。
耐力壁を撤去して部屋をつなげる方法や、耐力壁を移動する際の考え方については、以下の記事で詳しく解説しています。
耐力壁を自力で見分ける方法
このお部屋のafterはこちら:▶︎Case.81 これからヴィンテージ
自宅の壁が耐力壁なのか、まず自分で確認したい人も多いでしょう。
図面や壁の状態からある程度予想することはできますが、セルフチェックだけで「壊しても問題ない」と判断することはできません。
まずは、次のような項目を確認してみましょう。
- ・図面で「耐力壁」「筋交い」「構造用合板」などの記載がないかを確認
- ・建物の外周や、他の耐力壁との位置関係をチェック
- ・壁を軽く叩いてみて、音の違いから内部の状態を推測
- ・ネジ跡や下地などの壁の仕上げから、内部の構造を推測(できる場合がある)
- ・過去のリフォーム履歴から、以前の工事で壁や間取りが変更されていないか確認
ただし、これらはあくまで壁の状態を確認するための参考情報です。
耐力壁かどうかを正確に判断するには、壁の内部だけでなく、柱や梁、筋交い、他の耐力壁の配置など、建物全体の構造を確認する必要があり、自己判断で解体するのは避けるのが良いでしょう。
壁を壊すリフォームを検討しているなら、リフォーム会社や建築士などの専門家に現地調査を依頼し、撤去できるかどうかを確認することが安心です。
耐力壁を壊しても家は大丈夫?耐震性について解説
事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.87 ひみつきち、みつけた
「壁をなくしてリビングを広くしたいけれど、家の強さは大丈夫?」と不安に感じる方もいるでしょう。
耐力壁は地震や台風などの力に抵抗する重要な役割を持つため、撤去する場合は、建物全体の構造や耐震性を確認する必要があります。
耐力壁をなくした場合の耐震性|知っておきたい耐震等級
耐力壁を撤去すると、その壁が担っていた構造上の役割が失われるため、建物全体の耐震性に影響する可能性があります。
ただし、「耐力壁を1枚なくしたら、必ず家が弱くなる」という単純なものではありません。
耐力壁は建物全体のバランスを考えて配置されているため、撤去する壁以外の耐力壁や柱、梁なども含めて確認する必要があります。
また、耐震性を考えるうえで「耐震等級」という基準があります。
耐震等級は、地震に対する建物の強さを示す指標で、住宅性能表示制度では1〜3の等級で評価されます。
等級が高いほど、より高い耐震性能を持つ住宅ということになります。
間取り変更で耐力壁を撤去する場合も、現在の耐震性を確認し、必要な安全性を確保したうえで計画することが大切です。
耐震等級については、こちらの記事で詳しく解説しています。
「壁をなくす」のではなく「壁を移動する」という方法
「リビングを広くしたい」「部屋をつなげたい」といった希望があっても、耐力壁をそのままなくせるとは限りません。
そこで検討できるのが、耐力壁の位置を移動する方法です。
撤去したい場所の耐力壁を別の位置に設けることで、必要な耐震性を確保しながら、希望する間取りに近づけられる可能性があります。
例えば、LDKを広げるために壁をなくしたい場合でも、建物全体の構造を確認したうえで耐力壁の配置を調整することで、開放的な空間を実現できるケースがあります。
ただし、どこへ移動しても良いというわけではなく、建物の構造や耐力壁のバランスを考慮した設計・施工が必要です。
実際に耐力壁を移動して間取りを変更した工事については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
マンションと戸建てで「壁を壊せるか」の考え方は違う?
事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.92 奏であう居場所
壁を壊せるかどうかは、戸建てかマンションかによって確認するポイントが異なります。
戸建ては主に建物の構造や耐力壁の配置、マンションはそれに加えて管理規約や専有部・共用部の区別を確認することが大切です。
戸建ての場合|耐力壁や筋交いの有無を確認する
戸建てでは、建物の構造によって壁の役割が変わります。
特に木造住宅では、地震や台風などの力に抵抗する耐力壁や、壁の内部に設けられた筋交いがあるため、撤去する前に構造を確認する必要があります。
一方、構造上の役割を持たない間仕切り壁であれば、撤去して部屋をつなげたり、間取りを変更したりできる可能性がありますが、同じ木造住宅でも工法や建物の状態によって判断は異なります。
図面だけでは分からないこともあるため、現地調査で確認することが安心です。
マンションの場合|壁式構造とラーメン構造の違い
マンションでは、建物の構造によって壁を壊せるかどうかの考え方が変わります。
代表的なのが、「壁式構造」と「ラーメン構造」です。
壁式構造は、壁や床などで建物を支える構造のため、構造上重要な壁を撤去することは基本的にできません。
一方、ラーメン構造は柱と梁で建物を支えるため、室内の間仕切り壁を撤去できる可能性があります。
ただし、ラーメン構造だからといって、すべての壁を自由に壊せるわけではありません。
壁の中に配管や配線が通っている場合もあるため、構造だけでなく室内の状態も確認する必要があります。
さらにここもチェック
→室内の壁であっても、建物の構造や共用部分に関わる箇所は、自由に変更できない場合があります。
②管理規約や工事に関するルール
→マンションごとに管理規約や使用細則が定められており、工事の内容や時間帯、使用できる材料などに制限が設けられていることもあります。
まとめ|壁を壊して間取りを変えるなら夢工房へ
事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.89 からだ想いを重ねて
壁を壊すリフォームでは、撤去費用だけでなく、床や天井の補修、電気工事、引き戸の設置など、工事内容によってさまざまな費用が発生します。
壁が撤去できるかどうかは、間仕切り壁か耐力壁か、建物がどのような構造になっているかによっても異なるため、実際にどこまで変更できるかは図面だけでは判断できないことがあります。
夢工房では、壁の撤去や間取り変更を検討されている方に、現地の状態や建物の構造を確認したうえで、理想の空間が実現できるプランを無料でご提案しています(2回まで)。
「この壁は壊せる?」「どのくらい費用がかかる?」といった段階でも構いません。
理想の空間づくりをお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。



































