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リノベーションでつくる造作家具(オーダー家具)の設置風景

リノベーションコラム「リノベーションでつくる造作家具(オーダー家具)の設置風景」

こんにちは。
リノベーションプランナーの中田です。
本日は、造作家具についてご紹介したいと思います。

リノベーションに合わせてキッチン、収納、洗面台を造作。それぞれの特徴や材料の組合せ

リノベーションでつくる造作家具(オーダー家具)の設置風景 写真1
リノベーションでつくる造作家具(オーダー家具)の設置風景 写真2

そもそも「造作」とは?という方もいらっしゃるかと思いますので、「既製品」と比較して説明しますと、
既製品は、例えば、収納家具であれば、無印良品やIKEAのようなお店で既製品を購入する、
水回りなら、LIXILやTOTOなどのメーカーから出ているシステムキッチン、システム洗面台を入れる、
となります。

反対に、造作は、その家に合わせてオーダーメイドで作る家具のことです。
造作家具なら、そのお住まい特有のスペースにピッタリ合わせてつくることが可能だったり、それぞれのメーカーから出ている家具をばらばらに購入するより、お好みの素材感やトーンで統一することができるメリットがあげられます。

そこで、本日は造作をたっぷり使った現場の様子をご紹介をしたいと思います。
今回は、キッチンとカウンター、カウンター上の収納、洗面台を造作いたしました。

キッチン天板にはシーザーストーン(*1)、本体はナラの突板(天然木)(*2)、内部はポリ合板(*3)と呼ばれる材料を使用しております。
また、カウンター・収納・洗面台は、ポリ合板で制作しました。

1.シーザーストーンとは?

リノベーションでつくる造作家具(オーダー家具)の設置風景 写真3

シーザーストーンとは、約92%以上が天然素材のクォーツ(水晶)で構成されているクォーツストーンです。表面を樹脂で固めることで表面の空孔をなくし、耐久性や清掃性を向上させています。
また、クォーツストーンはモース硬度6.5~7と言われており、大理石(モース硬度3)や御影石(モース硬度6)よりもはるかに固く、耐久性に富んでいます。

2.突板(つきいた)とは?

リノベーションでつくる造作家具(オーダー家具)の設置風景 写真4

突板とは、土台となる芯材と合板の表面に、0.2㎜程度本物の木を貼付けた素材です。
木目をプリントしたシートではなく、本物の木なので、木の風合いや重厚感を楽しむことが出来ます。
また、無垢の木よりも価格を抑えることが可能です。

3.ポリ合板とは?

リノベーションでつくる造作家具(オーダー家具)の設置風景 写真5
正式名称は「ポリエステル化粧合板」と言います。
合板基材の上にポリエステル樹脂を塗布しフィルムをかけています。
ポリエステル樹脂なので、様々なカラーや模様が楽しめる材料で、比較的安価なものになります。

夢工房では、このようにデザインや価格帯によって様々な素材を組み合わせて造作家具を作成させていただきます。
他にないデザインがいい、既成品には取り付けられないパーツを使いたい、といったご要望に応えます。

まとめ。既製品では物足りない・・・そんな方には造作家具がおススメです

リノベーションでつくる造作家具(オーダー家具)の設置風景 写真7

既製品ではなかなか好みの家具が見つからなかったり、サイズが合わなかったり、あとちょっとここが惜しいんだよなあ・・・と言ったもどかしさも、造作家具なら一発で解決ですね!
リノベーション・新築に限らず、自分たちらしい家づくりをより引き立ててくれ、造作家具ならではの魅力です。

欲しい家具を探しているけど中々見つからない・・・というような方は、是非一度ご相談くだい。

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ユメノヒ編集部・WRITER

設計デザイナー

中田 NAKADA

スキー・スノーボード

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