ひみつきち、みつけた

秘密基地のようなヌックとロフトを現実に。「自分で描いた間取りを、寸分違わずかたちにしたい」。そんな強い想いからはじまった、U様邸のリノベーション。どこにいても心がほどける、居心地のよい住まいが完成しました。

1階が事務所、2階が生活空間だったお住まいをリノベーションされたU様。既存の佇まいを活かしながら、1階の一部を家族が集まるLDKへと変更。2階には、お子様の成長を見据えて個室を新たに設けるなど、暮らしに寄り添った間取りに生まれ変わりました。細部まで想いが込められた、あたたかな住まいです。

Point

「遊び場になるような、こもれる場所をつくってあげたい」

そんな想いから生まれたのは、寝転べるほどの広さのヌック。腰かけスペースを設けることで、まるでボールプールのような包まれ感に。

もう一つのヌックは、奥様が静かに集中できるデスクスペースとして、役割を変えて寄り添います。

Point

ロフトスペースには、足触りの良いコルク素材の床を採用。素足でも心地よく過ごせる場所に仕上げました。
ステップには収納も組み込み、遊び心と実用性を兼ね備えた、小さな冒険のようなひと区画です。

Point

　　　　
料理好きなご主人が描かれた手書きの図をもとに、Ⅱ型のオリジナルキッチンを設計。
ふたり並んでも余裕のある作業スペースと、下がり天井で空間にリズムを加えたことで、LDK全体に心地よい抜け感が生まれました。

Point

キッチン収納はすべてラワンベニヤで造作。積層の断面が見える塗装仕上げにすることで、素材の素朴さとラフなかっこよさを引き立てました。
日々使う場所だからこそ、自分たちらしさが息づく、あたたかな仕上がりになっています。

Point

階段の途中には室内窓を設け、洗面所にいるご家族とふと目が合うような、さりげないつながりを演出。日々のなかで交わされる小さなアイコンタクトが、暮らしにぬくもりをもたらします。

また、ファミリークローゼットには、印象的な2つのアーチ開口を採用。収納スペースでありながら、空間としての開放感も大切にし、ほんの少しの遊び心をプラスしました。