
木を感じる家
神奈川県横浜市 F様
延床117.58㎡/約2800万円(施工当時)
新築・注文住宅
狭小な土地を最大限利用し、広々と開放的な家が作れないか。
I様に頂いた注文住宅のご相談は、それが一番の課題でした。
間口が狭い分、高さを最大限利用し、スキップフロアやロフトを採用。
空間としての広さは保ちつつ、収納スペースをしっかり確保した設計を心掛けました。
梁や柱をあえてあらわす事で、木々に囲まれた安心感を演出。
1Fには収納のある居室の他、カースペースやバスルーム、トイレ、サニタリーの水廻りなど、
日常よく使われる部分を集めることで、毎日の行動がスムーズに行えるように。
階段下に生まれがちなデッドスペースも、造作したデスクや飾り棚を設けて、アトリエスペースに。
わずかな空間も無駄にすることなく有効活用しています。
2Fはリビング・ダイニングやカウンターキッチンなど、家族が集まれる”家の顔“ともいえる中心的役割。
リビングとダイニングの間に隔たりはないもの、床下収納の機能も備えた段差(スキップフロア)があるため、
ゆるやかにゾーニングを感じながら、自然に空間を使い分けることができます。
キッチンは梁・柱と調和するグリッド棚を造作。
料理や洗濯などの家事を並行して行えるよう勝手口を設け、
キッチンスペースからもバルコニーの出入りができるようになっています。
天井高を利用した気持ちのいいロフト・吹抜けはLDK部分だけでなく、
奥の子ども部屋にもあり、床面積以上に広さを感じることができます。
その他にも床や壁、建材、すべてにおいて木の温もりを感じられるような「素材感」を大切にしました。
家族で家の経年を慈しめる、そんな新築・注文住宅の住まいが完成しました。