

「この場所にちょうどいい棚がほしい」と思っても、既製品の家具ではサイズが合わなかったり、部屋の雰囲気に馴染まなかったり、理想の棚について一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
そんなお悩みを解決するのが、「造作棚」です。
今回の記事ではリビングやキッチンなど、夢工房が施工した造作棚・造作収納の事例を47選集めました。
造作家具が後からつけられるのか、費用や種類はどんなものがあるかなども解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
造作棚とは
事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.66 Multi Culture ~Zen~
造作棚は、住まいや間取りに合わせてつくる“オーダーメイド収納”のことで、スペースを無駄なく広く使えるのが特徴です。
既製品でありがちな「デザインはいいけど、あと10センチ奥行がスリムだったらなあ…」「ぴったりはまるには5センチ足りない…」といったサイズの悩みも、造作なら悩む必要がありません。
造作棚はリビングの本棚やキッチン収納、ニッチの飾り棚などさまざまです。
空間を無駄なく使うことができ、高い収納力と一体感のある空間を作れるのが魅力です。
夢工房の造作家具事例について、詳しくはこちらの記事をご覧ください▼
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造作家具とは?費用・メリットと製作までの流れを実例とともに紹介。
また造作棚には、可動棚と固定棚があります。
それぞれの違いを解説します。
自由に高さを変えられる可動棚
事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.54 ナチュラル×プレーン
棚板の高さを自由に変えられるタイプで、高さを調整するためのレールがついています。食器・本・洗剤ボトルなど、収納するアイテムに合わせやすいです。
パントリー、クローゼット、キッチンなど、使うものが変わりやすい場所におすすめです。
しっかりした強度がある固定棚
事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.86 てざわりに安らぐ
しっかりと固定された棚板で、耐荷重が高いのが特徴です。
テレビボード、書斎の本棚、リビングの壁面収納などに向いています。
奥行きや幅をきっちり決められるため、インテリアとしてのデザイン性が高く、階段下やニッチなど、特殊なスペースの活用にも採用されやすいです。
造作棚・造作収納のメリット
造作棚の一番の魅力は、「この場所に、こういう棚がほしい」という希望をそのまま形にできることです。既製品では叶えにくい造作ならではのポイントを、順に見ていきましょう。
「ここにほしい!」にぴったり合う
造作棚は、奥行き・高さ・幅を自由に決められるため、家のスペースを無駄なく使えます。
キッチン、リビング、玄関、書斎、パントリーなど、どの部屋でも「ここにちょうど収まる棚」を設置できるのが大きなメリットです。
お部屋のインテリアに統一感が出る
素材や色味、デザインを周囲と合わせられるため、棚だけが浮いてしまうことがありません。
床材やクロス、建具との相性を考えながら設計できるので、おしゃれで落ち着いた雰囲気の空間をつくりやすくなります。
また、照明を合わせたり、コンセントを設置したり、部屋の使い勝手に合わせてより便利にすることも可能です。
地震にも強く、安心して使える
造作棚は、壁の下地や構造を確認したうえで設置するため、転倒しにくく地震に強い収納になりやすい点も見逃せません。
既製品の家具のように倒れるリスクが低く、大きな本棚でも安心して採用できます。
安全面を重視した家づくりを検討している方にとっても、大きなメリットです。
造作棚・造作収納のデメリット
事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.14 大人のしつらえ
一方で造作棚のデメリットとしては、オーダーメイドのため価格が高くなることがある点や、設計・施工に時間がかかる点が挙げられます。
ただし、リフォーム・リノベーション会社や工務店に依頼すれば、これまでの実例や事例をもとに「どんな仕様なら使いやすいか」「どこでコストを抑えられるか」といった提案を受けられます。
そのため、初心者が一人で悩むよりも、失敗や後悔のリスクを減らしやすいのが実情です。
造作棚・造作収納の事例47選
夢工房の造作棚・造作収納の事例を場所ごとにに分けてご紹介します。
キッチンの造作棚13選
キッチンの造作棚は、キッチンの壁の飾り棚やパントリーとして作られることが多いです。
飾り棚には、お気に入りの小物やカップを飾ることができて、世界に一つだけの自分好みのキッチンができます。
パントリーは可動棚にして造作することが多く、収納したいものや量に合わせて柔軟に設計できるのが魅力的です。
洗面・ランドリールームの造作棚6選
洗面・ランドリールームの造作棚では、洗剤やタオルなどをきれいに収納できるように設計して作ります。
収納に使うバスケットなどが決まっていれば、それに高さを合わせたり、あとからかえられるように可動棚として作ることも多いです。
リビング・ダイニングの造作棚14選
リビング・ダイニングの造作棚は、壁付の本棚として作られることが多いです。大容量の本をすっきりおしゃれに収納できるところが魅力です。
強度を高く保ちたい場合が多いため、本棚は固定棚で造作されることがほとんどです。
玄関の造作棚8選
玄関の造作棚はオープンな靴棚として、可動棚で作ることがほとんどです。
ブーツやスニーカーなど、靴の高さに合わせて自由に変えることで収納力が高まります。
和室・小上がり・段差を活用した造作収納6選
小上がりや段差などの空間を有効活用した造作収納の事例をご紹介します。
省スペースで収納力を高める一石二鳥のアイディア、ぜひ参考にしてみてくださいね。


造作棚を作る費用|可動棚と固定棚の違い

事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.61 光と緑が映える家
造作棚を検討する際、多くの方が気になるのが「費用はいくらくらいかかるのか」「今の住まいに後付けできるのか」という点です。
ここでは、価格の目安と後付けの可否について解説します。
造作棚の費用目安
造作棚の費用は、サイズや施工内容によって大きく変わります。以下が一般的な目安です。
・ニッチ・簡単な壁面棚などの小さな造作棚:約5万円〜15万円前後
・本棚・リビング収納・洗面所収納など、中規模造作棚:約15万円〜40万円前後
・キッチン背面収納・パントリー・壁一面収納など大型造作棚:約40万円以上
価格を左右する主なポイントは以下の通りです。
・棚のサイズ(幅・高さ・奥行き)
・棚板の枚数や可動棚/固定棚の違い
・使用する素材(合板・集成材・無垢材など)
・カウンター、照明、コンセントなどの追加仕様
・下地補強を含む施工内容
そのため、「安い・高い」だけで判断せず、何をどこまで作るかを整理することが重要です。
可動棚と固定棚の費用の違い
一般的に、可動棚は比較的コストを抑えやすく、後から高さを変えて使う可能性がある場合に便利です。
一方固定棚は、デザイン性や強度が高く、その分費用はやや高くなる傾向にあります。
キッチンやパントリー、クローゼットなどは可動棚、リビングや書斎の本棚は固定棚、といったように、部屋ごとに使い分けるケースも多く見られます。
費用で後悔しないためのポイント
造作棚はオリジナルで作れる分、内容次第で価格が変わりやすい収納です。
後から「ああしておけばよかった…」という後悔を防ぐために、以下のことについてしっかり検討しておきましょう。
・収納したいアイテムと容量を事前に整理する
・デザイン性と価格のバランスを考える
・施工実例が豊富な会社に相談する
リフォーム・リノベーション会社や工務店であれば、過去の事例をもとに費用の目安やコスト調整のコツを提案してくれるため、「思っていたより高くなった」「使いにくかった」という失敗を減らしやすくなります。
造作棚は後付けできる?

関連記事▶ ビフォーアフター実例比較!改修ポイント解説します*横浜市港北区マンション工事レポ
結論から言うと、造作棚は後付け可能なケースが多いです。
新築や注文住宅だけでなく、リノベーションや部分的なリフォームでも採用されています。
ただし、後付けの場合は以下の点を確認する必要があります。
壁の下地があるかどうか
重い本棚や大容量収納の場合、下地補強が必要になることがあります。
設置場所と間取りの関係
コンセント位置、ドアの開閉、生活動線に支障が出ないかの確認が必要です。
奥行き・高さの制限
既存の部屋やスペースによって、設計できる寸法に制約が出る場合があります。
造作棚のコストを抑える方法

造作棚は自由度が高い分、仕様次第で費用に差が出やすい収納です。
ポイントを押さえて検討すれば、使いやすさやデザイン性を保ったままコストを抑えることも十分可能です。
素材を見直す
造作棚の価格を左右する大きな要素が素材選びです。
・無垢材 → 本物ならではの高級感があり劣化しにくいが、価格は上がりやすい
・集成材・化粧合板 →価格を抑えて見た目を自由にデザインできるが、劣化しやすい
リビングなど目に入りやすい場所は素材にこだわり、洗面所やクローゼット、パントリーなどはコストを抑えた素材にするなど、部屋ごとに素材を使い分けるのがコツです。
棚板の枚数・仕様を必要最小限にする
棚板の枚数が増えるほど、材料費・施工費ともに上がります。
そのため「なんとなく多めにしておくか…」という判断は無駄なコストになってしまうので、収納したいアイテムを事前に整理しておくことが大切です。
シンプルなデザインにする
造作棚は、デザインを凝るほどコストが上がります。
シンプルな設計でも、クロスや照明との組み合わせ次第で、十分おしゃれなインテリアになります。
費用を抑えたい場合は、フラットな棚にして引き出しや扉は最小限に抑えるのがよいでしょう。
下地補強が不要な場所に設置する
後付けの場合、壁の下地補強が必要になると施工費が追加されます。
もともと下地がある壁面を使う、軽量な収納にして補強を最小限にする、といった設計にすることで、施工コストを抑えやすくなります。
家具で代用できる部分は無理に造作しない
費用バランスをとるために、既製品でもよいところと造作棚がよいところははっきりきめておきましょう。
例えば、将来的に配置を変える可能性がある収納は既製品で、空間のアクセントや壁面収納は造作にするなどがおすすめです。
リフォーム会社・工務店にまとめて相談する
造作棚単体で依頼するよりも、リノベーションや部分リフォームと合わせて施工することで、工事費を抑えられるケースがあります。
施工実例が豊富な会社であれば、
・コストを抑えやすい仕様
・後悔しやすいポイント
・価格とデザイン性のバランス
を踏まえた提案が可能です。
専門家に相談することで、「削ってはいけない部分」と「調整できる部分」が明確になります。
収納アイディアについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。▼
📚
【リフォーム・リノベーション事例】収納アイデア!見せない収納と“魅せる”収納
造作棚の費用・アイディアのまとめ

造作棚は、住まいのサイズや間取り、暮らし方に合わせてつくれるオリジナルの収納です。
既製品では難しい「ぴったり収まる」「無駄が出にくい」「インテリアと調和する」といった点を実現できるため、家づくりやリノベーションを検討する方に選ばれています。
夢工房では、造作棚をはじめとした造作家具の実績を数多く重ねています。
お客様の暮らし方や間取り、ご要望を丁寧にヒアリングしながら「使いやすさ」「デザイン性」「コストのバランス」を考えたご提案を行っています。
造作棚や造作家具をご検討中の方は、ぜひ一度夢工房の施工事例をご覧ください。
















































































