夢工房 TOP » ユメノヒ|暮らしと住まいマガジン » リノベーションコラム » 小上がり和室3畳は狭い?ちょうどいい使い道や費用についてご紹介!
ユメノヒ 横浜・川崎・東京で自然素材リノベーション・リフォーム・注文住宅を行う夢工房スタッフが綴る家と暮らしのWEBマガジン

横浜・川崎・東京の自然素材リノベーション・リフォーム・注文住宅
夢工房スタッフが綴る家と暮らしのWEBマガジン

小上がり和室3畳は狭い?ちょうどいい使い道や費用についてご紹介!

リノベーションコラム「小上がり和室3畳は狭い?ちょうどいい使い道や費用についてご紹介!」

こんにちは!夢工房広報の岩田です。

「小上がり和室の3畳ってどれくらいの広さ?」
「無駄のない間取りで、一部の空間に和を取り入れたい」

そんなニーズにお応えするのが、「小上がり和室」で、特に3畳の広さが一般的にも人気が高いです。

3畳、と聞くと狭そうなイメージですが、どんな広さなのでしょうか。

この記事では、小上がり和室について、その使い道や広さや素材による違い、設計するときの注意点などをわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

夢工房では、小上がり和室のの造作事例も多く取り揃えております。
気になる方はぜひご覧ください。

横浜リノベーションの夢工房の施工事例

小上がり和室とは

小上がり和室を設計するときのポイント

事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.79「毎日森林浴」

小上がり和室は、リビングの一角に20〜40cmほどの段差を設けて設置する和室スペースのことを指します。
限られた住宅の部屋を効率よく使うための工夫として、注文住宅やリフォームの際に取り入れる人が増えています。

近年では「多目的に使える空間」「おしゃれなインテリアの一部」としても注目されており、家づくりの人気要素のひとつになっています。

小上がり和室3畳は2人で寝られる広さ

小上がり和室3畳の広さ

事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.60「みんな、いっしょ」

小上がり和室3畳は、コンパクトながら2人で寝られる広さを確保できるのが特徴です。
シングル布団なら2枚、子どもと大人2人で川の字になってごろんと横になることもできます。
昼寝や来客用の寝室としても十分に機能するため、リビングの一部を活用した多目的スペースとして人気があります。

事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.4「愛着あるものだけを」

なお、小上がりではない、フラットな和室の事例についてはこちらの記事で詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。


和室リフォーム・リノベーションで居心地の良い空間を作るには?費用・ポイントを事例付きでご紹介!

3畳の広さは何m²?一般的な寸法を解説

和室3畳の広さ

関連記事:▶︎和室を洋室へリノベーション。でも“ごろん”はしたいときの「小上がりスペース」「畳コーナー」アイデア

小上がり和室3畳の面積は、およそ4.6〜4.9㎡(畳1枚=約1.55〜1.64㎡)ほどです。

厳密に規格が統一されているわけではないですが、最も一般的な江戸間サイズでは、1畳=約0.88m×1.76mとなります。

また、最近では縁のないシンプルなデザインの「縁なし畳」の人気が高く、1枚最大1m×1mの正方形を6枚並べて3畳のスペースとするケースが多いです。

小上がり和室3畳の施工事例

関連記事:▶︎現場レポ② 無垢杉フローリングと小上がりのある癒し空間*完工編

3畳・4.5畳・6畳を比較

小上がり和室を設ける際は、用途に合わせて広さを検討することが大切です。
4.5畳は布団を2~3枚敷けるほどの広さがあり、寝室や客間としても使いやすいサイズで、6畳になると座卓や収納を置いても余裕があり、来客時にもゆったりと過ごせます。

ただし、その分リビングや他の部屋の面積を圧迫する可能性もあるため、暮らしの中心をどこに置くかを考えて決めるのがおすすめです。

畳3畳、4.5畳、6畳の広さの違い

小上がり和室3畳の使い道4選

小上がり和室のメリット|家事・育児・暮らしにゆとりを

事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.25「大人の暮らし」

3畳の小上がりの有効な使い道を4つご紹介します。

①子どもの遊び場・お昼寝スペース

リビングに設けた小上がり和室は、子どもの遊び場やちょっとしたお昼寝スペースとして人気です。

家族4人でトランプもできますし、電車のおもちゃで線路をつなげることもできる広さです。

ただし、子供2人でおもちゃを広げる場合は狭く感じることもあるようですので、どんな使い方になりそうかはしっかり想定しておくことが大切です。

②来客時の客間・宿泊スペースとして活用

家族や友人が来た時に、「とりあえず座って」といえるスペースがあるのは地味に便利です。

また、3畳あれば、布団を敷いて二人が横になれるベッドスペースになります。

客間を「一部屋」として設ける必要がなく、間取りを効率化できるのも大きなポイントになります。
和紙畳や樹脂畳を選べば、モダンなリビングインテリアにも自然に溶け込み、洋風な住宅にも違和感なく馴染みます。

③収納つきヌックとして使える

小上がり

関連記事:▶︎ヘリンボーン床×小上がり×室内窓!こだわりリノベができるまで➁*完成編

小上がりはベンチのように気軽に腰かけられる場所にもなりますし、奥まった場所につくることでヌックのようなおこもり感のある空間にすることもできます。

段差部分を活かして引き出し収納を設ければ、季節物の飾りや寝具、おもちゃなどをすっきり片づけられます。

限られたスペースを有効活用できるのは、小上がりならではのメリットです。

④家事・在宅ワークの作業コーナーに

アイロンがけや洗濯物たたみなどの家事スペースとしてはもちろん、ローテーブルを置けば在宅ワークにも便利です。

畳の弾力があるため長時間座っても疲れにくく、くつろぎながら作業することができます。


横浜リノベーションの夢工房資料請求

小上がり和室のメリット|家事・育児・暮らしにゆとりを

小上がり和室のメリット

事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.75「自分たちらしく、最適に」

小上がりを取り入れるメリットには以下の5つが挙げられます。

段差で空間をゆるやかに仕切れる

小上がりはリビングの床より20〜40cmほど高く設けることで、壁を作らずに空間をゆるやかに区切ることができます。
リビングとつながりながらも独立した畳スペースとして、開放感のある特別な空間を演出します。

収納スペースが増える

小上がり収納をもっと詳しく!▶︎和室を洋室へリノベーション。でも“ごろん”はしたいときの「小上がりスペース」「畳コーナー」アイデア

段差部分を活かして引き出し収納や床下収納を設けることで、日用品や季節ものをすっきり整理できます。
とくに3畳ほどの小上がりは、収納付きベンチのように使えるため、限られた空間でも暮らしのゆとりを感じられます。

家族の距離が近くなるリビング設計

小上がり和室をリビングの一角に設けると、家族がそれぞれの時間を過ごしながらも自然と視線が交わる「つながる間取り」が実現します。
子どもが遊んでいる様子をキッチンから見守れたり、在宅ワークや読書をしながら家族の気配を感じられるなど、コミュニケーションが取りやすいのも魅力です。

落ち着いた和の雰囲気を演出できる

畳の素材や照明計画によっては、リビング全体に和モダンで落ち着いた雰囲気を演出できます。
夜は間接照明と組み合わせることで、より上質なくつろぎ空間に仕上げることができます。

家事・育児のちょっとした便利スペースになる

段差があることで、腰をかけて靴下を履いたり、洗濯物をたたんだりと、ちょっとした家事をするスペースとしても便利です。
子どものおむつ替えや昼寝の場所としても使いやすく、床に座るよりも立ち上がりが楽な高さです。

小上がり和室のデメリット|後悔しないためのチェックポイント

小上がりは便利で心地よい空間ですが、実際に暮らしてみると「意外と使いにくかった」という声が聞かれることもあります。
後悔しないために、あらかじめチェックしておきたい注意点を整理しておきましょう。

子どもや高齢者には注意が必要

段差のある小上がりは、空間をゆるやかに仕切る魅力がある一方で、足を引っかけやすいというリスクもあります。
特に小さな子どもや高齢の家族がいる場合は、角を丸く仕上げる・照明で段差を明るくするなどで工夫ができるとよいでしょう。

高さによっては圧迫感がある

3畳程度の小上がりでも、床を30~40cm上げると、視覚的に空間が狭く感じることがあります。
そのため天井高が低い部屋では特に注意が必要です。
周囲に室内窓を作って抜け感を持たせる、照明を埋め込み式にするなど、バランスを工夫することで圧迫感を軽減できます。

家具配置に制限が出る

段差があることで、ソファやテレビボードなどの家具配置が制限されることがあります。
また、小上がりに腰掛ける前提で設計すると、ダイニングテーブルやローテーブルの高さとのバランスも考慮が必要です。
この点はリノベーションプランナーに相談すると、最適な配置を考えてくれますのでぜひ相談してみてください。

将来の暮らしを見据える必要がある

子どもが成長して使わなくなったり、高齢になって段差が不便になったりと、ライフステージの変化で使い方が変わることもあります。
将来は畳をフラットに戻せる設計にしておく、床下収納だけを活かす、など可変性を持たせるのもおすすめです。

横浜リノベーションの夢工房資料請求

小上がり和室3畳を作るのにかかる費用

事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.84「調和が息づく」

一般的な3畳の小上がりを新しくつくる場合、約15〜50万円前後が目安です。
畳の種類や、床下に収納を設けるかどうかで費用が変わります。

  • ・シンプルな畳敷き(収納なし):15〜25万円程度
  • ・引き出し収納付きの造作タイプ:30〜50万円程度
  • ・高級素材・無垢材を使用したタイプ:50万円以上

空間の仕上げ材や造作精度によっても金額が変動するため、あらかじめ「どんな用途で使うか」を明確にしておくと費用のブレを抑えられます。

小上がり和室の間取りと設計するときのポイント

事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.1「白く、明るく」

小上がりを作るときに抑えておきたい設計ポイントを高さ・素材・配置の3つの観点でご紹介します。

小上がりの高さ|20〜40cmが目安

小上がりは高さによって使い勝手が大きく変わります。
一般的には20〜40cmが暮らしやすいとされています。

▼おすすめの高さ

  • 20〜25cm:子どもの遊び場・お昼寝スペース向き
  • 30〜35cm:収納量を確保したい場合
  • 40cm前後:ベンチとして使いたい場合

小上がりの素材|和紙・い草・樹脂

小上がりの印象を大きく左右するのが畳の素材です。
和紙・い草・樹脂それぞれの特徴をご紹介します。

間取りと配置|動線・採光を意識する

小上がりは置き場所を間違えると「使いづらい」「動線を遮る」などの後悔につながりやすいポイントです。

また、収納付きの場合は引き出しの開閉スペース、跳ね上げ式の場合は天井高さも考慮する必要があります。
周囲の間取りと合わせて、全体的なバランスから検討するようにしましょう。
配置場所ごとのチェックポイントは以下の通りです。

小上がりの配置の設定ポイント

小上がり和室が向いている人

小上がり和室が向いている人

小上がり和室は、特に以下のようなニーズがある方にぴったりです。

    • ・子どもの遊び場を目の届くところに作りたい
    • ・ちょっとした客間が欲しい
    • ・友人や家族が泊まれるスペースを簡単に用意したい
    • ・省スペースで収納を増やしたい
    • ・リビングに馴染む和のスペースが欲しい

また、

  • ・マンションの“動かせない壁”に囲まれたデッドスペースを有効活用したい
  • ・奥まったスペースにヌックを作りたい
  • ・間取りを無駄なく使いたい

など、活かしづらい間取りを有効活用したい人にも最適です。

限られた一角でも高さを利用して立体的に使えるため、コンパクトながら落ち着いた和のコーナーをつくることができます。

まとめ|3畳の小上がり和室でちょっと特別な空間を

小上がり和室3畳のまとめ

事例をもっと詳しく見る:▶︎Case.79「毎日森林浴」

小上がり和室3畳は、子どもの遊び場・昼寝・来客対応・収納・作業スペースなど、多目的に活用できるちょうどいい広さです。
家族の暮らしに合わせて、使い方を自由に広げられるのが最大のメリットです。

夢工房では、自然素材を活かした小上がり和室のリフォーム・リノベーション実績を多数手掛けています。

「うちの間取りでも取り入れられるかな?」「高さや素材はどう選ぶべき?」と迷う場合はぜひ一度、お気軽にご相談ください。

横浜リノベーションの夢工房の施工事例

【 記事のキーワード 】

他の記事も見てみる

施工時例も見てみる

  • 神奈川県横浜市 S様

    猫と、余白と、ふたりと。

    神奈川県横浜市 S様
    約85㎡/1400万円
    マンションリノベーション・リフォーム

    事例を見る >
  • 神奈川県川崎市 U様

    ひみつきち、みつけた

    神奈川県川崎市 U様
    [1階]約80㎡[2階]約76㎡/
    戸建てリノベーション・リフォーム

    事例を見る >
  • 東京都 T様

    くつろぎが育つ場所

    東京都 T様
    約90㎡/約1,770万円(施工当時)
    マンションリノベーション・リフォーム

    事例を見る >

Special Contents
コンテンツいろいろ